2014年7月2日水曜日

生後426日目 ホッツ床の卒業(たぶん)

今週末に、京都の大学に通っているお姉ちゃんが一時帰省するという話を聞き、交通手段を調べてほしいと言われたので、JRのサイトなどを探していた。

学生であり、片道が100kmを十分超える距離なので、学割証(校学生生徒旅客運賃) を取得してJRの乗車券を2割引きにするのが良いだろうという結論になった。その上で、新幹線の特急券を買う。他に高速バスという方法もあるが、すぐにまた京都に帰るのに乗車時間が長すぎるので今回は却下とした。

その結論を伝えようと娘に電話をしかけたとき、フォローアップミルクを息子に飲ませようとしていた妻が行った。
「ホッツ、入れてもすぐ吐き出しちゃうよ~」
矯正歯科のDr.からは、上顎や口蓋裂の状態から言って、もうホッツ床をする必要はないとのことだったが、本人がミルクを飲むときだけ必要としていた。ホッツ床を入れたのは生後半月ほどで、そこから口唇裂手術の僅かな期間を除き、ずっと装着してきて、それを嫌がるということは無かった。

試しに私が3~4回ほど入れてみたが、ペロッと出して落としてしまう。
「ん~、じゃあホッツなしで飲ませてみましょう」
「えっ、できるかなぁ~」
「口唇裂手術の時はそれで飲めたんだし」
というわけで妻が試してみたところ、特に何の問題もなくクリア。飲むスピードも変わらなかった。
「てことは、卒業ですか!? ついにこの時が来たのね」
「あと数回ホッツなしで飲めたら、要らないってことだろうね」
ホッツ床が不要となれば、矯正歯科に連絡して次回の予約を取り消すことになる。それはともかく、最初に造って頂いてから1年と1箇月。このホッツ床のおかげで哺乳ができ、大袈裟に言えば生命を繋ぐものであった。
ホッツ床の卒業は、そうしたことが思い出されて感慨深い。妻も同様だ。今朝も尾崎豊の「卒業」を替え歌にして、
「ホッツなしで ミルクなんて 飲めやしなかった~♪ ホッツからのぉ、卒業~♪」
と歌っていた。何というか、独特の昭和的センス。。。

ホッツ床



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2 件のコメント:

  1. こんばんは(^^)/
    ホッツからの卒業~♪
    昭和たっぷりです(笑)
    私も、アラフォーなんでわかります。
    ホッツなかったら、生きていくことできなかったので、感謝!感謝ですよね
    (;_;)/~~~
    私も、ピジョンP型の、口蓋れつ用のがなかったら、生きれなかったかも
    (^^;)
    いろいろあるけど、成長してますね。
    私も、頑張ります!

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    1. おはようございます。
      そう・・・口唇口蓋裂用の用品は比較的揃っていますし、医療体制も整っているほうですよね。感謝しております。
      症例数が少ない障害をお持ちのお子さんや親御さんは、用品一つにしても苦労なさっているだろうなと思いますね。

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