2014年8月31日日曜日

生後486日目 まさかの・・・どんでん返し

土曜日は地元の地銀の住宅ローンセンターに出かけて、ローンの相談。応対してくれた方はおそらく私より4~5歳若い色黒の男性で、あまり銀行員らしくない。どちらかと言うと国産車ディーラーの営業所にいるような、フットワークの軽い感じの人だった。

まだ審査申し込みをする段階ではないような気がして、一般的な話にとどめ、現在の金利で月の返済額がどうなるかをシミュレーションしてもらった。返済期間は10~15年、金利は5年固定や10年固定で、金額をいくつか変化させながら金額を出していくと、リスクも無理も少ないパターンを見つけることができた。相談員さんの話をまとめると・・・
  • ボーナス返済はおすすめしない(勤め先が業績悪化すると、途端に返済が難しくなる)
  • 現在の低金利だと、自己資金を目一杯使うよりも、すぐに使えるお金をある程度残しておくのが良い。
  • 変動金利は近年ずっと底に張り付いているが、今後もずっとそうだとは限らないので、5年固定や10年固定にしておき、固定期間中の余裕のあるときに繰上返済するのがよい。
  • インターネットバンキングなら繰上返済手数料無料。
話しているうちに、来年高校生の娘さんがおられるということが分かった。私達の娘が大学生だと知って、
「高校ってすぐに過ぎますよね?」
と聞かれた。
「そうですね。中学の倍くらいのスピード感ですね(笑 この前入学したと思ったら、すぐに文理選択、そしてすぐに志望校決める三者面談に呼ばれて、偏差値がどうとか、複雑怪奇な受験システムの勉強をさせられます。合格したらしたで、アパートの敷金とか含めるとものすごい金額を払うことになってました。これが私立だったらと思うと背筋が凍ります」
「やっぱりそうですか・・・」
最後の方は人生相談みたいになりながら、資料を頂いて帰ることにした。

・・・

夕方、不動産屋から電話がかかってきた。基本的に18時以後はご迷惑なので掛けません、と言われていたので緊急なのだろう、ちょっと嫌な予感。

電話の内容は、かの物件がいわゆる事故物件に近いものだったという連絡だった。私達が物件を見たあと、その後の売主の話に少し疑問を感じていた不動産屋さんが、念の為にと確認したところズバリ。ここにきてのどんでん返しである。

とりあえず状況を聞くだけ聞いて電話を切る。さて・・・私は超がつく現実主義者であり、スピリチュアルな話は全く信じないタイプなのだが、反対に妻はこういう話に非常に敏感だ。彼女にどう伝えたものかと数時間悩み、寝る間際に何とか話したのだが、案の定、話を又聞きしただけであまり眠れなくなってしまったようだ。

不動産業界は土日営業だから、日曜日に電話をかけるのは問題ない。さきほど、朝10時を待って電話をかけた。誠実で慎重な対応に感謝を表した上で、今回のお話は中止にさせていただくことを伝えた。不動産屋さんは、明るく承諾してくださった。

というわけで、また物件探しが振り出しに戻ったわけだ。実は以前にも一度見に行った物件で残念な事実が発覚したことがある。資金が山ほどあれば話は楽なのだろうが、限られた予算内で病院からの距離などの条件を限定して探すのだから、紆余曲折はある意味当然なのかもしれない。

・・・はぁ、ちょっと疲れたな。

住宅ローンセンターからの帰りに立ち寄った実家のネコが息子をお出迎え
まあしょうがない、息口蓋裂手術にはもう間に合わないけど、またイチからやり直しだ。息子のためだから頑張ろう。



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2014年8月30日土曜日

生後485日目 子育て中の勉強法

今朝は朝の4時から息子が騒ぎ始めて、食べさせたりオムツを替えたりしてたら3時間ほど経過してしまった。電車内を除いては休日の早朝ぐらいしかまとまった勉強時間がとれないので、そっと起き出してテキストを開いた瞬間に泣き声が聞こえるとガクっときてしまう。そしてこのパターンが多い(^^;;

勉強できていようがいまいが睡眠時間が2~3時間削られているので、夜は眠くなってしまって勉強どころではないし・・・。どうやって時間を確保するかは子育て中の課題だ。

まあ、この状況でも情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャにはこの春合格しているのだが、この秋に受けようと思っている情報セキュリティスペシャリストは「プロマネ」のような論述系ではなく、知識を問うテクニカル系なので記憶項目が多く、ある程度時間をかけて勉強しないと試験が不安である。

情報処理技術者試験の「午後」の問題は、「事例解析」が基本だ。テクニカル系の「午後Ⅱ」などは、問題文だけで10ページを超える分量を2時間で解析し回答しなければならない。事例解析には実際の経験を積んでいることが一番だが、あらゆる分野で十分な経験を積んでいる人は多くない。そこで、雑誌や書籍などで記事になっている事例を学習して擬似経験とする勉強法が有効だ。

この目的もあって、私は日経SYSTEMSと日経NETWORKを定期購読している。この雑誌を読む時間も必要だが、まとまった時間は取れない。常に食卓の上に置いて、3分でも5分でも時間があれば記事を読むようにしている。

息子が生まれる前はある程度時間が取れたので、要点をノートにまとめる勉強法を行っていた。この方法は記憶の定着率が良いが、手を動かすのでどうしても時間がかかる。今はノートを取らずに本を読むとか、10型タブレットで電子書籍を読むという方法を主に使っている。

・・・
お騒がせ息子




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2014年8月29日金曜日

生後484日目 友人の父のお通夜

早めの夕食を終えてFacebookを覗くと、中学からの友人(A君)の投稿が目にとまった。共通の同級生の御父様が亡くなられて、お通夜をしているという。時刻は19時過ぎだった。お通夜で、この時刻なら今から行っても迷惑にはならないはずだ。妻に香典を準備してもらい、自分はもう一度スーツに着替えて一人で向かった。車で10分もかからない距離だ。

友人宅に着き、御父様の御顔を拝見してお線香をあげ、手を合わせる。最近まで元気に桃畑をされていたはずだ。御病気だったとは知らなかった。
「去年の9月から入院しとってな。肺の腺癌。春先から咳が出てたんだけど、病院に行かなかったんよ。医者に診てもらった時には12cmにもなってた」
友人と御母様の顔には、疲労と寂しさが滲んでいた。
「お幾つだったっけ?」
「72だな」
私の両親より下だ。両親も様々なことで病院にかかっているので、全く他人事ではない。自分達もお悔やみのほうが多くなってくるような年代に差し掛かったということだ。
「放射線治療とか、化学療法がしんどそうだったなぁ。一気に痩せたもんなぁ」
「年をとると体力的にきつい治療は難しいもんね。僕の伯母も85で、抗癌剤治療は年齢的に無理って言われたよ」
友人は疲れてはいたが、看病をやり切ったという思いがあるのか、和やかな表情で話してくれた。

自宅に帰り、Facebookで教えてくれたA君の投稿に「教えてくれてありがとう。少し話ができました」と書き込んだ。今朝、さらにA君からのコメントが入っていた。
うちのお袋の時も、皆んな来てくれて、救われた思いだったので、迷ったんだけど、ここで公表しました
お通夜、告別式で故人の思い出話をすることも、大きな意味があるのだなと思う。

・・・

「おつむてんてん」というとこんな格好します




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2014年8月28日木曜日

生後483日目 ベトナムで無料口唇口蓋裂手術を受けた子供が死亡

1年前の記事を読んでいると、口唇裂手術を前にして発熱したり咳が出たりと、ドタバタしていたようだ。半月後に0歳の子供に手術を受けさせるというプレッシャーもあって、ちょっと神経質になっている様子が伺える。

生後117日目 咳で小児科受診→投薬のみで帰宅
生後118日目 子供へ伝えるとき/ドライシロップの飲ませ方

8月から9月にかけては、熱や咳が出るお子さんが多いようだ。今夏の息子は風邪を引いていないが、SNSで伝えられる友人・知人のお子さんにはいろいろな症状が出ている。
  • 外耳炎からの出血
  • ヘルパンギーナ
  • アデノウィルス感染+中耳炎
  • 気管支炎
息子が感染しないのはまだ保育園に通っておらず、せいぜい「親子クラブ」程度の露出だからだろう。他のお子さんと過ごすようになればガッツリ感染するようになるだろう。

・・・

さて、昨日少し気になるニュースを目にした。

NPOの無料口唇口蓋裂手術を受けた幼児3人が死亡
 非営利法人(NPO)オペレーション・スマイル研究支援センター(Center for Researching and Aiding Smile Operation=OSCA)がこのほど南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市の第87軍医病院で行った無料口唇口蓋裂手術プロジェクトで、手術を受けた幼児3人が死亡した。
 死亡したのは1歳の幼児1人と2歳の幼児2人の計3人。麻酔を行う前、3人とも健康状態に異常はなかった。しかし2人は麻酔の時点で呼吸不全・循環不全 を起こし、もう1人は手術が終わった時点で同様の症状が出たため、同市内のカインホア総合病院に救急搬送された。3人とも集中治療を受けたものの、2人は その日のうちに、1人は2日後に死亡したことが確認された。
オペレーション・スマイルという名称ではあるが、この団体はベトナムの国内NPOのようで、世界的に活動しているほうのオペレーション・スマイルとどういう関係があるのか、あるいは無関係なのかは分からない。プレスリリースでの言及も今のところない。

記事からは、死亡した3人とも麻酔に問題があったように読み取れる。手術時に麻酔は必須だし、医療行為には多かれ少なかれリスクが伴う。心臓や脳の手術に比べれば、口唇裂や口蓋裂の手術はリスクは低いものだろうが、親にしてみれば子供の手術はどれも我が身を切られるような思いがするものだ。この子供達の御冥福をお祈りし、親御さんにお悔やみを申し上げたいと思う。

・・・
息子の手が届くところには、もう何も置けなくなりつつある。昨日などはこのように棚の下から2番目に入って遊んでいる始末。一日中ドンチャカやっているので、本当に下階の人に申し訳ない。昨晩偶然階段で下階の人にお会いすることができたので謝っておいた。「全然聞こえないですよ」なんて言ってくださったが、間違いなく聞こえているはずだ・・・



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2014年8月27日水曜日

生後482日目 チャイルドシートを横に向けたまま・・・

交換したチャイルドシートは、妻の受けも良いようだ。今まで回転するタイプは使っていなかったので、乗せ降ろしの都度回転させることの便利さを実感している。先日もシートを回転させて息子を乗せ、意気揚々と「親子クラブ」に向かったそうだ。

目的の保育園に着こうとする頃、妻は息子を乗せたシートが90度横を向いたままだったことに気づいた。息子は延々と車のサイドウィンドウを見続けていたのだが、黙って御機嫌にしていたそうだ。もちろん安全面から、前方へ向けてきちんと固定しなければならないのだが、ちょっとした失敗談ということで・・・。

また、交換後のチャイルドシートはリクライニングが軽く動くタイプで、運転席から信号待ちの一瞬の時間で調整できるところも良いそうだ。こうしたチャイルドシートは新品で買うとかなり高いが、リサイクルショップなどを探すと程度の良い物が多く見つかるし、私達のように友人から譲り受けるのも方法の一つだ。ただしその場合、正しい取付方法がはっきりと分かることが前提。説明書があるかどうかを確認しておこう。また、あまり古い製品は部品の劣化が起きており、万一の場合に危険なことがある。

今週末には、地元では預金残高一位の地銀へ、住宅ローンの相談に行く予定を(妻が)入れた。頭金を多くすればローン支払いは楽だが、何かあった時の備えは少なくなる。特に京都で独り暮らしの娘が大学生のうちは、急な出費の可能性がないとは言えない。まあ、そのへんを含めて相談をしてみようと思っている。

昨日の息子の体重は11.1kg。お風呂場で「呼出」ボタンを押して妻を呼ぶのはいつものとおりだが、昨晩は妻に「どうやって呼ぶの? 押してみて♪」と言われると喜んで4回ほど押していた。妻は息子がボタンを押すところを見たことが無かったので、妻も大喜び。今日の晩からはボタンが押しまくられるのではないかと思われる。



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2014年8月26日火曜日

生後481日目 放送大学?

夕方帰宅するたびに、引越し荷物が詰められた段ボール箱が高く積み上げられている。妻が、息子が寝ている間に少しずつ整理しているものだ。昨日は一気に数が増えていたので、「おぉ、すごい、頑張ったね~」と言ったら、「1日1~2個ペース・・・。疲れたらそこまで」と答えが返ってきた。引越までまだ40日くらいあるが、妻は何事も十分な余裕を持って準備したい性格のようだ。

そんな妻が、日曜日に衛星放送の「放送大学」の録画を視ていた。NICUでの音楽療法に関する授業だ。
「放送大学って、大卒資格とれるの?」
「うん。必要な単位を取れば」
「大卒だったら、お給料良いのよね♡」
妻は3年制の看護専門学校を出て看護師になった。待遇面では四大卒とは違うらしい。

大学で勉強する意義は、何も給料ばかりではない。広く教養を身に付けることは、人生の大きなプラスになる。社会学や統計学、哲学の授業などは私ももう一度受けたいな・・・と思うくらいだ。私が現役大学生だった頃は、目先の単位を取ることだけを考えていて真面目に聴いていなかった。今から思うと非常にもったいない。

10月に引越し、11月に息子の口蓋裂手術を受けたら、息子を保育園に預けて、妻も働きに出ると思う。放送大学で勉強するかどうかは別として、彼女が自己研鑚できるような環境を作れたらいいなと思う。

・・・
最近また顔が変わってきた息子。体重は11.1kg。昨日は「親子クラブ」へ行ってきたそうだ。男の子のお母さんと「男の子って想像を超えた怪我するわよね~」という話になったそうだ。Co-op共済の話題が出たそうなので、WEBから資料請求しておいた。条件付加入制度を使えば、口唇口蓋裂の子供でも加入できる保健だ。



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2014年8月25日月曜日

生後480日目 チャイルドシート交換

日曜朝一番の作業はチャイルドシートの交換だった。友人のお下がりで頂いたシートは方式が古く、左右の肩ベルトをスナップ付きのバンドで留めるタイプ。このスナップを息子はパチパチと外してしまうようになってしまった。

1年以上前に友人の実家にチャイルドシートを頂きに行った際、もう1台あったのを覚えていたので、お盆休み(私は休んでないが)に集まった時にお願いすると快く譲ってくれることになった。先週の日曜日の夕方に受け取っていたのだが、交換が一週間後になってしまった。

チャイルドシートの固定方式にはシートベルト方式とISOFIX方式があり、私の車にはISOFIX方式のシートを装着している。今回交換する妻の車にはISOFIXの取付金具が無いのでシートベルト方式である。このシートベルト方式、メーカーや製品によって取り付け方がまちまちである。説明書きの小さな図解ではイマイチやり方が掴めず、取り付けに数10分を要してしまった。

交換したチャイルドシートに息子を載せて私の実家まで運転してみたところ、5分ほどで眠ったので座り心地は悪くはないのだろう。実家には今までのチャイルドシートを置かせてもらった。義弟の奥さんが2人目を妊娠していると聞いたので、もしかしたらまた必要になるかもしれないので、それまで保管だ。実家から帰った頃、雨が激しく降りだした。土砂災害の広島でもこんな雨が降ったのかなと思うと、他人事ではないなと思う。





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2014年8月24日日曜日

生後479日目 ベビーサークルを乗り越える・・・

息子が散らかしたものを片付けようと、本人をベビーサークルに入れてソフト積み木を拾っていると、ゴテン、と音がした。見ると息子がベビーサークルの外側で泣いている。・・・外側?

パネルを乗り越えて頭から落ちたらしい。落ちた場所もクションマットがあったためそれほど痛くはなかったようだが・・・。ドアのあるパネルのところを乗り越えたので、他のパネルより高い位置に足が掛けやすいドアの部分を使ったのだろうと思う。ということで、このドア付きのパネルはもう使えない。

今までは標準の6枚セットで使っていたのだが、購入時には「狭いのではないか」と思って2枚が追加されたセットを選んでいた。ドア付きパネルを1枚取り除き、2枚のパネルを追加。
比較的身長が高いので、もう少しするとどのようなパネルでも乗り越えてしまうような気はする。今年中くらいが限界かな・・・。もう買い換えるつもりはないが、乗り越えるのがわかっていればもう少し柵の高さがあり、足をかけられないようなシンプルなものにしたかもしれない。






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2014年8月20日水曜日

生後475日目 住宅ローンと「甘やかし」

近々中古住宅を購入して引っ越そうと考えているが、さすがに全額をすぐに支払えるわけではないので住宅ローンの比較検討も始めている。住宅ローンの金利は10年もの国債の金利(長期金利)に概ね連動するのだが、その長期金利は過去最低レベルである。つまり借りやすい状態にある。

住宅ローン金利推移と住宅ローン金利動向について

上記ページにもあるが、10年固定金利などを用いてほどほどの自衛をしておくのが良さそうだ。息子の進学に余裕を持って対処したいので、ローン期間は15年程度にしておきたい。ローンを払い終えた頃に積み立てた学資保険が戻ってくるので、これで国立大学くらいなら行けるはずだ。

そんなことを考えながら就寝すると、また夜中に目が覚めてしまった。時計を見ると午前2時。そこから何とか寝ようと頑張ったものの、結局4時に諦めて起床した。今頃(午前8時)になって眠い。

・・・

息子は「ハンガーヌンチャク」を覚えてしまい、床を始め色んな物を殴っている。気づいたら止めるようにしているが、いつ階下の方が苦情を言って来られてもおかしくない・・・。体重はなぜか10.8kgに落ちた。動きすぎだろうか。

・・・

昨晩、妻が息子とベタベタ遊びながら
「甘やかさずに育てるのってどうしたらいいのかなぁ」
 と聞いてきた。シングルマザーで娘を育てていた頃、妻にとっては娘が人生の全てだっただろう。妻自身も「この子のためなら」と思い切り甘やかしてしまった・・・と常々言っている。
「まあ小学校入るまでは溺愛でいいんじゃない?」
「自尊感情」という言葉がある。自分には価値があると思える気持ちのことだ。自己肯定感でもいい。その基本は、幼児期に注がれる無条件の愛情だ。だから、物心つくまでは溺愛でいい。

そこから先、どういう育て方をするのかはまだ想像ができていない。少なくとも欲しがるものを全て買い与えるようなことはしないでおきたい。私も妻も、家庭の事情で欲しいものがほとんど手にはいらないような境遇で育ったが、今になって思えばそれで良かったような気がするのだ。



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2014年8月6日水曜日

生後461日目 「ダウン症児引取拒否は誤解」豪夫婦反論

先日、代理出産で生まれたダウン症児を、依頼側夫婦が引取拒否したというニュースを記事にした。

代理出産でダウン症出産・・・引き取り拒否

その後、文字通り世界中で批判が広まったことを受けてか、オーストラリア人の夫婦が「友人」(代理人ではない)を通して反論している。

「ダウン症児拒否」は誤解、代理出産依頼の豪夫婦が反論

男児に先天性心疾患があることは分かっていたが、ダウン症候群であることは知らなかったと述べた。
 ガミー(Gammy)と名付けられた男児について、夫婦の友人は同紙に「ガミーちゃんは生まれたときに非常に健康状態が悪く、夫婦は最長でも1日しか生きないと聞かされたそうだ」と語った。
 また同紙は、双子はタイの大病院で出産される予定だったが、代理母のパタラモンさんが別の施設へ入院したために代理母契約は無効となったと報じている。それにより、夫婦には双子を引き取る法的権利は無くなったが、代理母は最終的に女児の引き渡しに同意したという。
中間に代理人が入っていてさらに行き違いが大きくなったのではないかとも思える。

私には、経緯はどうであれ、結果的に健康な女児のみを夫婦が引き取り、ダウン症と心肺の病気を抱えた男児をタイの貧しい女性が保護し育てることになったという事実のみが重要、としか思えない。代理出産がビジネスとして存在する限り、こうした事件は何回でも起こりうる。先進国と途上国の経済格差を背景にして、僅かな金額で代理出産を依頼することに躊躇いを感じないのであれば、そのこと自体が人間としてどうなのかと思う。

・・・

さて、今日は息子が口腔外科を受診する。先日の抜歯の後の経過を確認するためだ。残念ながら私は業務の都合で有給休暇を取得することができなかったので、大雨の中ではあるが、妻一人で息子を連れて行ってもらわなければならない。
その息子は昨日も元気一杯。乾いた洗濯物を、一時的に手の届くところに置いていたためご覧の有様。日中暴れまわっているため、昨晩はお風呂で体を洗っていたら眠ってしまった。体重は11.3kg。



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2014年8月4日月曜日

生後459日目 代理出産でダウン症出産・・・引き取り拒否

オーストラリアの夫婦が報酬を支払ってタイの女性に代理出産を頼んだが、生まれた男女の双子の男の子が21トリソミー(ダウン症)だったため、出生時には障害が確認されていなかった女の子だけを引き取り、男の子の引き取りは拒否した・・・というニュースが議論を呼んでいる。

代理出産で障害児 引き取り拒否に議論
オーストラリアメディアの報道によりますと、代理出産の依頼を受けたのは21歳のタイ人の女性で、去年12月、オーストラリア人の両親から日本円でおよそ150万円の報酬を受け取り、双子の男女の赤ちゃんを出産しました。
このうち、男の子はダウン症だったため、オーストラリア人の両親は引き取りを拒否し、障害のない女の子だけを引き取りました。
残された男の子は先天性の心疾患などもあり、病院での治療の必要もあるということですが、タイ人の女性が引き取り、自分の子ども2人と共に育てているということです。
NHKの報道だけ見ると、オーストラリア人の両親に批判が向かいそうではある。イギリスのインディペンデントのサイトには、もう少し詳しい記述がある。


Three months later, after a doctor implanted the Australian woman's fertilised egg into her uterus, she discovered she was expecting twins. The agent promised her an additional £926 for the second baby. But four months into the pregnancy, routine checks established that one of the twins had Down's syndrome.
On learning this, the parents – through the agent – urged her to have an abortion. "But I didn't agree, because I am afraid of sin," she told Fairfax, referring to her Buddhist beliefs. Then, when the twins were born, the agent took the girl, leaving the boy with her. She never met the parents.
どうやら、ダウン症の診断が下りた時点で、オーストラリア人の夫婦は中絶を求めたようだ。しかしタイの女性は信心深い仏教徒であり、これを拒否。双子が生まれてすぐ、代理人は健康な女の子を引き取り、男の子は残された。対人の女性は一度もオーストラリア人の夫婦に会うことはなかった。

女性はバンコクから56マイル離れた貧しい村に住んでいるが、残された男の子を我が子と一緒に育てるつもりだ。
I'll take care of Gammy on my own. I'll not give my baby to anybody … I don't wish him to be the smart boy or intelligent person … I just want to see him as a good man. Whatever he wants to be, I will always support him, my boy.(私はこの子を育てるつもりです。誰にも赤ちゃんを渡さない・・・この子には賢い子になってもらいたいなんて思わない・・・ただ、良い人になってもらいたいだけ。彼がどんな人になりたいと思ったとしても、私はいつも彼・・・私の息子に手を差し伸べるわ)
女性はオーストラリア人の夫婦を非難するつもりはないという。誰にでもそれぞれ問題があるものだから(They might have their own problems, too.)だ、と。

・・・

今回はこの貧しいタイの女性が、引き取り拒否された子どもを育てると決めたことで、子どもに保護者がいないという最悪の事態は避けられたが、商業的な代理出産が続く限りこうしたことは発生する可能性がある。

私は商業行為としての代理出産には反対だ。どんなお産でも、出産には常に生命の危険が伴う。いくら代理母が若くて健康だとはいえ、人様の生命を危険に晒してまで自分達の子どもが欲しいとまでは、考えることができない。先進国の裕福な夫婦が、「料金が安いから」などという理由で途上国の貧しい女性に代理出産させるなど、やって良いこととは思えない。

こうした商業的な代理出産は禁止されつつあるが、途上国ではまだ行われているところがある。

・・・
昨晩の息子は、一人で体重計の上に立てるようになった。それで計測した体重は11.2kg。



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2014年8月3日日曜日

生後458日目 永久歯への影響はなさそう

前日の抜歯の影響を考えて、昨日の午前中は家でおとなしくしていようとしたのだが、息子本人が元気過ぎて、「どっか出かけようか」ということになった。チャイルドシートに乗せてドライブすると眠ってくれる確率が50%くらいある。目的地が思いつかなかったので、とりあえず私の勤務先にした。金曜日に早退してしまって、ヘルプを求められた案件の担当者に十分な助言ができていなかったからだ。

勤務先で話が長くなった場合は、勤務先からやや離れたところにある喫茶店にでも行ってもらうつもりだったので、妻が運転する車で出かけた。私の車は左ハンドルマニュアルなので、慣れない妻が運転するのは厳しい。私は妻の車も運転できるが、妻はなぜか自分が運転すると言った。

勤務先までの道のりの中間地点まで来た時に、矯正歯科の電話番号から私の携帯へ着信した。午前中に次回の予約について電話したので、その件かと思って電話に出ると、矯正歯科の先生から直接のお電話だった。

先生はまず、歯以外の状態・・・特に脳や骨などへのダメージが無かったのかどうかを聞いてくださった。こちらは救急受診時に問題ないことを確認してもらっている。転倒時や処置時の様子をお伝えすると、「直接見ていないので断定はできませんが、おそらく永久歯への影響はないでしょう」と言っていただいた。

電話を終えてその内容を運転中の妻と話していたら、「やっぱり先生に一瞬だけでも診てもらおうか・・・」ということになった。予約もないし保険証も診察券も持っていなかったが、ダメ元で・・・

幸い矯正歯科は勤務先と同じ方向なので、矯正歯科へ寄ってから勤務先に行ってもそれほど時間的なロスはない。矯正歯科に着く10分ほど前には息子は寝てしまっていた。矯正歯科に着き、居合わせたスタッフさんに事情を説明すると、しばらくして先生がにこやかに出てこられた。ちょうど診察の合間だったようだ。

突然来てしまったことを謝りながら、息子を診て頂けないかお願いすると、快く了承してくださった。抜歯後の下顎や上顎、舌やその他の口腔内の状態を確認した先生は、「では待合のソファでお話しましょう」と促した。

先生の診察によれば、2本の折れた歯があった部分は、歯科で慎重に抜歯したかのように綺麗な状態で、これならまず永久歯への影響はない、とのこと。もっと激しい場合、顎の骨が大きなダメージを受けることがあり、その場合は色々と難しいことになるようだ。
「いつもこちらに来られている関係で、事故などの時にまずこちらに連絡を下さる親御さんばかりなのですが、まずは脳や骨の確認が優先です。矯正歯科ではそうした検査の機械どころか(外科用の)消毒する器具もありません。頭が1番、次が骨。歯は3番目です。なので(金曜日は)まず救急に連れて行かれるようにお伝えしました。・・・それで、傷を見たところ大変綺麗なので、永久歯への影響はまずありません。ですから、失ったもの(乳歯)はあきらめるしかないのですが、(永久歯は)ちゃんと生えてくると思いますのでご安心ください。それまでちょっと見た目は悪いですけどね」
妻の場合は看護師の経験から、状況と全身状態を確認して救急搬送の必要がないと判断したうえで矯正歯科へ連絡を取っている。だが一般の親御さんがまずこの先生へ連絡してしまうのは、「いつもかかっているから」だけではないだろう。先生の人柄を一番信頼しているからだ。
「口腔外科の先生にも色々言っていただいたけど、(矯正歯科の)先生に診て頂いて『大丈夫』って言ってもらえて、すごく安心したわ・・・。○ちゃん(息子)には申し訳ないことしたけど・・・」
先生に何度も御礼を言って矯正歯科を後にして、勤務先に向かう車内で妻がそう言った。

・・・

勤務先で休日出勤していた担当者にあらためて集計の方法についてレクチャーしたあと、品質の割に安いので有名な回転寿司に立ち寄って夕食とした。生魚などはまだ与えられないが、シャリなら息子も普通に食べることができた。息子だけは帰宅しても色々飲食したので、お風呂で体重を計ると11.2kgに増えていた。




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2014年8月2日土曜日

生後457日目 転倒して前歯が折れた

まず最初に反省しなければならない。結果的に息子の下の前歯・・・3本しか生えていなかったが、そのうちの2本が折れてしまい、抜歯せざるをえなかったからだ。乳歯とはいえ、永久歯が生えてくるまでの4~5年間、その部分は歯抜け状態になる。咀嚼や構音にどのくらい影響があるのかも、これからの話だ。

昨日の16時頃、私は他の事業部の案件の手助けを頼まれ、対策会議に出ていた。約100万件の売上データの集計に時間がかかりすぎているというものだった。何しろ、現在の見積では集計が終わるまでに2週間かかるという。集計の遅さの原因はNoSQLデータベースの知識のないエンジニアが、旧来のRDBに対するバッチ処理的な考え方で集計を行っていたことだった。私は100万件のダミーデータを作り、MapReduceの仕組みを用いて集計を行う方式を提案し、2分ほどでスクリプトを作成。実行すると僅か7.7秒で結果が得られた。そして、本番データで集計スクリプトを動かそうとしていた時、内線が鳴った。
(御家族の方からお電話です)
会社に電話をかけてくるのは妻しかいない。そして緊急時だけだ。
(転んで、前歯が折れちゃった・・・)
「えっ!?。今どこ?歯医者には連絡した?」
(親戚の家・・・。(いつもかかっている)矯正歯科には電話したんだけど、先生が学会でお休みなの。それで、連絡取って折り返し指示をくださることになってるの)
その後伝えられた矯正歯科のDr.の指示は、口唇口蓋裂の治療でかかっている医大附属病院の口腔外科を受診することだった。私の会社からは、電車を使って病院まで約40分。妻と息子がいる場所からは、夕方で混んでいるので少し高速を使っても約1時間かかるだろう。

定時まであと45分ほどだったが、事情を責任者に話してすぐに退社することにした。集計の担当者には悪いが、これ以上は手伝えない。何なら土日で何とかしようと言い残して会社を出た。その40分後、私は医大附属病院の救急外来に到着。15分ほどして、妻が息子を連れて辿り着いた。

息子は口の周りが血で汚れていて、その口も半開きになっていて折れた歯が見えていた。だが、不思議なことに機嫌はそれほど悪くない。私が抱っこしようとチャイルドシートのベルトを外したが、妻に「スーツが血で汚れるから・・・」と止められた。その妻のポロシャツは血まみれだったが、それより私が心を傷めたのは、妻の泣き腫らした顔だった。自分を責めているのだろう。

救急外来の受付で事情を説明すると、しばらくして当直のDr.が診察をしてくださった。しかし、口腔どころか外科ですらない、眼科の若いDr.だった。それでもDr.は一生懸命全身の状態を確認してくださり、形成外科や口腔外科のDr.に連絡をとってくださった。時刻は19時前で、さすがに今日の処置は無理かと思われたが、口腔外科のベテランDr.が駆けつけてくださり、処置をしていただけることになった。

・・・

専用のベルト付きボードで抑制した息子を、救急の看護師さん.がさらに押さえつけ、口腔外科のDr.が処置を行った。局所麻酔のあと、一応、折れた歯を戻してみて、戻ればそのまま。無理なら抜歯という説明を手短に受けた。歯は根本から折れていて、飲み込むと危険なのでやはり抜歯します、というDr.に同意して抜いて頂いた。

処置のあいだ、息子は激しく泣き叫んだ。そして泣きながら時折、助けを求めるように私達を見る。妻は見ていられず、私の影に隠れて、手を握って、顔を伏せて涙ぐんでいた。私は、息子が頑張っているのを見届けることが父親の役目と思い、処置をじっと見ていた。

口腔外科のDr.がいちばん苦労しておられたのは止血のための縫合。泣き叫んで動く下顎を縫うのだから大変だ。助手に入った眼科の若いDr.は、口腔外科のDr.に「そのライト(の角度)じゃ見えないよ」「(器具を持つ時はグローブを)替えて。常識だよ常識」と、何回か怒られていた。普段は眼科だから、外科処置の助手なんかしていないだろう。私達のせいで怒られて申し訳ない・・・。

縫合した糸は吸収されるもので、抜糸の必要はないと説明を受け、念のため来週水曜日に口腔外科を受診する予約を取っていただいた。口腔外科のDr.はスタッフには厳しかったが、息子の怪我について妻を責めるようなことはなく、とても紳士的に対応してくださった。

・・・

帰宅して1時間。飲食を止められていた時間が過ぎ、ヨーグルトを与えてみると、息子は続けざまに3個を平らげた。とりあえず飲食はできるようだ。3個目のヨーグルトには抗生物質(メイアクト)と頓服の痛み止め(カロナールシロップ)を混ぜたが、そんなことはお構いなし。口直しのスポーツドリンクもコップ一杯分飲み干した。

息子はその後、お腹がいっぱいになったら寝るかと思ったが、逆に元気になって普段どおり動きまわり始めた。とても歯を2本折った直後とは思えない。子供のパワー、恐るべし。。。とはいえ、温めると痛みが増すかも、と考えて昨晩のお風呂はパス。

落ち着いたところで、息子が転んだ親戚の家に妻から電話をかけさせた。
「なるべく軽い調子で電話してね。おばちゃんが気に病むといけないから」
この頃には、凹んでいた妻も少し元気が出てきていた。

平日の日中に子供が怪我をしたような場合、「ちゃんと見とけよ!」とか言って奥さんを叱ってしまうような旦那さんもあると思う。しかし、それにはマイナスの効果しかない。お母さんはお子さんを精一杯見守っているけれど、100%完璧に保護するのは難しい。歩き始めた子供の行動は予測できないことが多いし、あまり行動を制限すれば発達に影響がでる。その難しいバランスの中で神経を擦り減らしながらお母さんは頑張っている。子供が怪我をした時にいちばん後悔して自分を責めているのはお母さんだ。そのお母さんに追い討ちをかけるように叱責すればさらに元気がなくなって、子供にまで影響してしまうだろう。

父親の役目としては、もう一度同じようなことが起きないように、実現可能な対策を考えて実行することだ。息子の今回の場合で言うなら、要は足腰が安定していて転ばなければいい。頭が大きく重い息子なので転びやすいのは分かっていたから、しっかり足腰を鍛えさせるべきなのだ。それに、転倒に限らず、どういう状況が危険なのかも少しずつ息子に理解させていかなければならない。

こういう時こそ父親の出番だ。



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