2014年11月30日日曜日

生後578日目 ヨーグルトがまだ鼻から出てくる件

次の水曜日は口蓋裂手術の術後初めての受診日だ。妻の中ではもはやデフォルト(既定値)で受診についていくことになっている私に、一応妻が質問。
「次の水曜、(受診に)一緒にいく?」
「12時にお客さんの環境の移行作業があるんだよね・・・間に合うかな? いつもだと言語(※言語聴覚士さんとの面談)とかお昼回っちゃうけど」
「今回は予約は形成(外科)だけなのよ。他の科は取ってないから、10時か11時には終わるんじゃない?」
「じゃあ午前半休にしようかな」
「朝から(会社に)居なくて大丈夫?」
「ちゃんと前日までに用意しておけばいい事だし」
「わかった~」
ということで受診日は午前半休になった。ちょうどその日には保守契約しているお客さんの環境の移行作業があるが、11月と違って12月はあまり仕事が忙しくない。

形成外科の受診では、口蓋裂手術の術後でも飲み物やヨーグルトが少し鼻から出てくることがあった件をDr.に質問しようと思う。 口蓋裂の手術は、それまで裂があることによって繋がっていた鼻腔と口腔を隔てる手術なので、食べ物・飲み物が鼻から出てくることは少なくなるはずだ。ただ、見た感じに口蓋垂(のどちんこ)が短く手前にあるので、閉鎖がまだ十分でなく、後ろを回りこんで出てくるのかもしれない。

抑制筒ストレスが溜まっている息子。親の監視のもと、指などを口の中に入れたりさせなければ抑制筒を外しておくこともできる。そのかわり親はずっと注視していなければならないが、一緒に遊んでいるあいだくらいは取ってやろうと思う。昨日は帽子をかぶらせて、普段危険防止のため隠している鏡を出して見せてみた。
嬉しそうに何事か叫んで、ベシベシと鏡を叩くというベタな反応。

違う帽子にしてみる・・・去年買ったやつだけどまだデカイなぁ。

・・・

昨日は新居のリフォームの進捗を確認にも行った。 風呂・洗面所が全く新しくなったため、比較的綺麗だと思って手を付けなかったトイレの暗さに非常に落差を感じ、思わず私から妻に・・・
「トイレ、えらい落差だよ」
「わぁ・・・。周りが明るくなったからよね・・・」
トイレは壁の下半分がピンク色のタイル。上は深緑色の塗り壁だ。隣にいた業者さんに頼んでみる。
「あの、トイレの壁の上半分だけでも壁紙貼れません?」
「あ、大丈夫ですよ。コンパネ貼って、その上に。どの壁紙にします?」
「洗面所と一緒でいいです」
ちなみに床も昔ながらのタイル張りで、排水口に向かって傾斜がついている状態だ。床をCF(クッションフロア)に変更するなら、排水口を潰してコンパネを貼るために一度トイレ本体を外すことになるため、やるなら本体ごと換えるタイミングのほうがいいそうだ。トイレはいずれ、超節水・節電型のものに変更したい。

その他、息子の転落防止にゲートを購入したいのと、追加で必要なエアコンや照明の数を確定するために、今日もう一度新居の確認をしようということになった。引越まであと3週間だ。



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2014年11月29日土曜日

生後577日目 抑制筒にちょっとイライラ

オペラ歌手の中島啓江さんが亡くなったといニュースを昨日の昼休みに聞き、57歳だったと知ってかなり衝撃を受けた。死因は呼吸不全というが・・・誰でも最終的には心不全と呼吸不全になるわけで・・・原疾患はやはり極度の肥満からくるものだろう。160kgという体重だったそうだ。少々ぽっちゃりしているくらいは良いとしても、普通の人が100kg超えは危険だ。

レベルは全く異なるが息子のカロリー摂取量も大量のヨーグルトのせいで跳ね上がっているため、プレーンヨーグルト+甘味料(ラカントS)を使っていたのだが、結構な下痢をしてしまった。ブログにコメントを頂いて、 息子くらいの体重だったら8gくらいまでとのことなので多すぎたのだろう。妻がどうするかと思ったら、今まで買っていたパックに戻していた。プレーンのヨーグルト+ラカントSは私と妻で食べることになりそうだ。

昨日の息子はなぜか帽子に興味があり、抑制筒を付けたまま妻の帽子を被ろうと頑張っていたそうだ。肘が曲がらないので無理だが・・・(^^; 妻が被せてみると「やたら可愛かったので」携帯で撮影したのが上の写真。ちょっと女の子っぽい?

抑制筒付きでもこうして元気いっぱい遊んでいるが、やはり自由が効かなくて少しイライラすることもあるらしい。たとえばスプーンを使って食べること。口蓋裂手術までは、妻が口の中を傷つけることを気にしてスプーンなどを使わせなかったのだが、そろそろ興味が出てきたということだろう。だが抑制筒付きでは握ったスプーンが口まで届かない。あと、私達が歯磨きしているのを面白そうに見ていて、歯ブラシにも興味津々。歯磨きの真似事をしようとするので抑制筒は外せない。もし歯ブラシが口蓋裂手術の創部・・・特に粘膜と骨膜を剥離した上顎の部分に当たれば、再生しかけている骨膜・粘膜を損傷して出血、ということになりかねない。

次回の手術後初めての形成外科受診では創部の状態が確認されるが、おそらく抑制筒はさらに2週間継続になるだろう(抑制はトータル1箇月)。




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2014年11月28日金曜日

生後576日目 新幹線車中の出会い

昨日の東京から岡山へ帰る新幹線は、まだ早い時間帯なのにもかかわらず、電源のある窓際の席は取れず、通路側のD席をスマートフォンで予約した。システムが私に割り当てたのは11号車5番D席。ホームに並んでいると小さなお子さん連れのお母さんがチラホラ。長時間の移動だから大変だ。

自席に座り10数秒すると、並んでいる時に見かけた気がするお子さん連れの女性が、私の隣の窓際のE席までやってきた。お子さんは息子より少し大きく見えるから、2歳半から3歳くらいだろう。かわいい男の子だ。一旦席から立って窓際の席に通し、ついでに大きな荷物を網棚に上げてさしあげた。男の子はお母さんの膝の上だ。
「ありがとうございます」
「いえいえ。どちらまでですか?」
「新神戸です」
「私は岡山です。お子さん連れてたいへんですね。お幾つですか?」
「3歳です。うるさくしてご迷惑をおかけするんじゃないかと思います・・・」
「大丈夫ですよ。ウチにはもっと騒がしい息子がいるので。1歳半の」
「まあ。お子さんはお一人ですか?」
「実は思いっきり歳の離れたお姉ちゃんがおりまして。大学生です(^^;」
いつもなら3時間半の新幹線の車内は、寝るか本を読むかのどちらか。眠れなかったりするとものすごく長く感じるものだが、男の子とおしゃべりしているとあっという間に時間が過ぎた。恥ずかしがり屋の僕ちゃんに名前を教えてもらうまで小一時間かかったりしたが、そのうち慣れてきて、リクエストにより絵本も読んであげたりもした。息子が3歳くらいになったらこんな感じかなと思いながら。

女性の話によると、群馬県の実家から御主人のいる神戸の自宅へ戻っているところ。実家の御父様が亡くなられ、御母様が一人になってしまったそうだ。御母様をお一人にできない事情があるのだろう、御主人は女性に「お母さんと一緒にいてあげて」と言ってくれたそうだ。悩んだそうだが、群馬に帰ることに決め、一旦神戸に必要な荷物を取りに帰っているところ、だと。
「なので主人は単身生活になってしまうんですが・・・」
「お寂しいですね。でも、後になってからでは・・・その時にしかできない事がありますからね。親に対しては」
御主人は全国的に小売店のあるチェーンの店長をされているという。仕事上は最もストレスのかかるポジションだろう。息子さんから元気をもらって何とか仕事をこなしているような様子が、女性のお話の端々から感じられる。
「御主人のことは心配ですね」
「そうですね・・・ちょっと鬱っぽくなるときもあるんで・・・」
幸い、全国にお店があるチェーンだから、いずれ転勤願いをして関東に移れば一緒に暮らせるだろう。業務引き継ぎ、家のこと、それから引越は大変だからちょっと時間はかかるだろうけど。

私が自分の息子のこと(口唇口蓋裂)についてお話すると、女性は息子さんに先天性の心臓疾患があると教えてくださった。穿孔と弁の狭窄があり、頻繁に検査をしたそうだが、ギリギリ手術は回避して経過観察でよさそうだという。女性も御主人も今まで心配だったことだろう。

約3時間が過ぎ、新神戸についてお別れ。別れ際に「とても時間が短く感じました。ありがとうございました」と御礼をいってくださり、女性は眠くなりかけた僕ちゃんを連れて新幹線を降りた。こちらこそ。

・・・

帰宅すると、息子が元気いっぱい迎えてくれた。
ヨーグルトの甘味料としてラカントを使うと、結構下痢してしまったと妻が言っていた。甘味料はお腹がゆるくなることがある。少しずつ置き換えないといけないようだ。


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2014年11月27日木曜日

生後575日目 東京オーブン・プチにて


「東京納品ツアー」一日目の昨日。納品作業そのものは午前中に終わり、空いた午後の時間を利用してエンドユーザー様と今後の機能追加や改善について話し合いをさせて頂いた。IT業界はこうして他業種の方のお話をうかがう機会が多くある。昨日も新しいサービスのヒントになるお話がいくつかあった。

午後3時過ぎにはその打ち合わせも終わり、フリータイム!というところだったが、あいにくのひどい風雨。さっさとホテルにチェックインしたところで午後4時過ぎ。急遽お会いする事になった東京のSさんとお会いするまで約一時間。ちょっと休憩してから外に出ると雨は小降りになっていた。

Sさんに連れて行って頂いたのは「東京オーブン プチ」というお店。Sさんのお知り合いが経営されているそうだ。創作イタリアンのお店は私の地元にもあるが、出される料理もスタッフの対応も「こなれている」印象だ。



今回Sさんとは3時間以上、様々なお話をさせて頂いた。中には、今は公開できない話もあるが、それは置いといて、多くは息子の話、そして子供に対する父親のあり方の話題であった。

Sさんの息子さんはフランスにおられ、あちらで結婚されてすでに小さなお子さん(Sさんにとってのお孫さん)もおられる。また、最近Sさんの周辺でも小さなお子さんがポンポンと(笑)生まれ、どの子のお父さんも子どもを溺愛しているそうだ(その中に私も入ってる…かな)。

Sさんは拙ブログを読んでくださっているのだが、やはり驚かれるのは「戦力外」お父さんの多さだ。二人ともこういう子育てに関わらない父親のことが理解できないので、どうしたら意識がかわるのか?ということの具体的な答えは出なかった(^^;)

その他興味深い話としては、顎の骨の移植についての新技術。なんと3Dプリンターで骨の形に成形したリン酸カルシウム(だったかな?)をそのまま移植する方法がそろそろ保険適応になるとか? あと5~6年後には私の息子も上顎への骨移植を受けるが、その時には一般的になっているかもしれない。小児への応用には成長とか難しい部分もあるかもしれないが、腰の骨から取らない分本人の負担が少ない。注目していきたい。

昨晩ばかりはダイエットのことは忘れて、美味しい料理をご馳走になった。私にとって近年にないくらい充実した楽しい時間を過ごさせていただいた。

さあ、今日は納品ツアー2日目。早く帰れるように頑張るぞ!


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2014年11月26日水曜日

生後574日目 東京出張の楽しみと、甘味料

始発の新幹線で東京出張なので、既に電車に乗っている。2日連続納品なので宿泊せざるをえず、丸一日以上息子の顔を見ないのは久しぶりというか初めてかもしれない。

そんなわけで普段はあまり気乗りしない東京出張だが、今回は楽しみもある。以前からお世話になっている東京の方からお食事にお誘い頂いたからだ。仕事が順調に終わりさえすれば、夕方からゆっくりできる。俄然やる気が出るというものだ。

・・・

さて、息子のヨーグルトの大量消費につき、プレーンヨーグルトの大きなカップに切り替えた訳だが、妻は砂糖を沢山加える事に抵抗を感じていた。1カップあたり大さじで2杯は少なくない量だ。そのカップを2つ食べる事が多い。他の食事もとるし、かなりカロリーオーバーになる。

その心配を聞いたときに、甘味料を提案したところ、妻はさっそくラカントという、果実由来の甘味料を買ってきていた。砂糖と同じ分量で使えて、ゼロカロリーだそうだ。

最近カロリーオーバー気味の息子だが、案の定、体重が11.9kgと手術前と比べて500g増えていた。抱っこしてても腕が痺れるほど重たい。

新幹線車中より、メールにて。




2014年11月25日火曜日

生後573日目 弾丸ランチとCo-op共済

昨日のランチ会。海にかかった橋を使うと、ゆっくり走っても50分もあれば目的地に着く・・・のだが、遅れてはいけないだろうと余裕を持って出発したため、案の定、約束の30分ほど前に着いてしまった。良い天気で暖かく、誰も居ない駐車場に息子をリリース。車道に近づかないようにだけ気をつけて・・・
15分ほど遊ばせていると、ママ友さんの家族現る。開店時間までまだ少し時間があったので、さっそく走り回る。
何しろ双子ちゃんだから、普段でも公園に遊ばせに行く・・・ということからして難しいそうだ。

今度口蓋裂の手術を受けるのは、双子の弟くんのほう。
この写真だと右側の青い服の子だ。赤い服のお兄ちゃんはおっとりタイプだが、弟くんはガンガン攻めるタイプ。月齢と体格で上回る息子と遊んでいても遜色ない動きっぷり。
ママ友さんが気になるのは、やはり術後の経過。
「口蓋裂のほうが大変ですか?」
「うん。たぶん、ウチはね・・・。口唇の時と違って暴れるし」
と妻が答える。ここのところはお子さんの状態や医療機関によって様々だが、口唇と同じくらいのしんどさは覚悟しておいたほうがいいだろう。

とはいえ、弟くんの口蓋裂はかなり狭い。そのおかげでホッツ床なしだった(鼻も高かったのでNAM(鼻ステント)の必要もなかった)。もしかしたらプッシュバック法のように大きく粘膜・骨膜を切開する必要はないかもしれない。そうなると、比較的早く退院できる可能性がある。

ドリンクバー・サラダバーのところでご主人と私の二人になった。
「今度はお休み取れそうですか?」
「はい」
「2日くらい?」
「そうですね。大丈夫だと思います」
木曜日入院で金曜日手術なら、山場は金曜日の夜から土曜日の朝にかけての時間帯だ。木・金と休みを使うのが良いのだろう。

2時間と少しくらいおしゃべりして、私達はまた橋をわたって自宅に戻った。すると、妻の携帯に知らない番号からの着信があった。

・・・

着信番号をネットで調べると、Co-opの事務所の番号。口蓋裂の手術時期を伝えていたので、共済の担当者から連絡が入ったのだ。折り返し電話して、これから事務所に行く旨を伝える。こういうのは片付けられる時にやっておくことだ。

以前は加入条件が緩やかなJ1900というコースを勧められたのだが、掛け金に対して保障内容がJ1000コースと比べると見劣りする。口蓋裂手術が終わり、今後3年間は手術の予定がない状態になったので、条件付加入制度を利用して加入することにした。条件付加入制度とは、口唇口蓋裂をはじめ、特定の疾患については、加入後年数によって、その疾患に因る入院などに対する保障内容を低減するという条件を承諾した上で加入できる制度だ。しかし、加入後3年を経れば、息子の場合なら口唇口蓋裂絡みの入院・手術であっても保障される。

今回は、月額170円で付帯できる個人賠償責任保険も付けた。トータルで月額1,170円。これを契約者を妻にして契約。これは妻が働きだした時に生命保険料等の控除を受けられるようにするため。私の枠はとっくの昔に一杯なので。

これで不意の怪我や病気で手術や入院ということになってもある程度の保障がされる。乳幼児の医療費は無料になるとはいえ、付添人の食費などの諸々の費用は結構な負担になる。先天性疾患があっても加入できる保険はありがたいものだと思う。



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2014年11月24日月曜日

生後572日目 橋を渡って弾丸ランチ

今日は橋を渡って行ける隣県(^^)に妻のママ友とランチ会。ほとんど高速道路で70kmくらいなので、11時の約束の時間に間に合わすには10時頃に出ればいい。高速道路に乗る前にお土産を買って行くにしても9時過ぎに出れば十分だろう。

今日ランチ会の予定を入れたので、昨日は私の実家のお墓参り。
お天気が良くて暑くも寒くもなく、この時期だと藪蚊もいないので小さな子供連れだと助かる。

息子のヨーグルト大量消費は続き、昨晩などは400gをイッキ食いするなど。白ご飯をそのまま食べられるようになるまで、当分続きそうだ。

・・・

Yahoo!知恵袋にこんな質問。

生後2カ月になる娘をもつものです。娘は口唇口蓋裂という疾患を持って生まれて...

同じ県で、たぶん同じ病院と思うので回答してみた(古い順で3番目)。

それでは、そろそろ出発準備。いい天気だし楽しみだ。



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2014年11月23日日曜日

生後571日目 急遽、ランチ会決定。明日(^^;

12月になると引越の単価が上がると思っていたのだが、妻が電話で聞いた所によると以前の見積金額と同じにするという。ホントかな? と思いつつ、昨日の10時に引越業者の営業さんの話を聞いた。すると、やっぱり12月は閑散期に較べて2割くらい高くなるそうだ。下手に期待をもたせた分、妻の機嫌が悪い(ーー;;; まあでもしょうがない。約1箇月後に引越だ。

・・・

最近の土曜日のお昼は、焼肉チェーン店のお得なランチを食べるのが習慣になっている。 妻はハラミとホルモンが大好きなので、じゃんじゃん焼いて妻の皿に載せていく。私はずっとダイエット中なので控えめに。

食事を終えて、駐車場でエンジンを始動しようとした時

「ちょっと待って~。Uさんに電話してみるから」
「ほう」
「この休み中に会えるかな~と思って」
「うん、いいんじゃない? 運転はいつでも全然へっちゃら」
Uさんは、橋を渡って行ける隣県のママ友で、1年2箇月前にランチ会で口唇裂手術のことなどについてお話させていただいた。

生後164日目 弾丸ランチへ!
生後164日目(2) 弾丸ランチ、3時間

その後形成外科の受診でも(偶然)お会いさせて頂いているが、お子さんの口蓋裂手術があと2箇月くらいになり、またお話をさせていただこうということだ。あまり手術が近い時期にお会いして風邪をうつすようなことがあってはいけないので、手術1箇月以上前の方がいい。

Uさんへ電話の結果、夜に折り返し連絡を頂けることになった。

・・・

退院してからというもの、息子のヨーグルトの消費量がすごい。午前中に400gを完食。午後も(昼食を食べているにも関わらず)さらに400gを完食した。まさか1日に400gを2個食べるとは思わなかったので、急遽買い出しだ。

これだけ買っても3日もたないと思われるが・・・。

・・・

急なことだが、Uさんとのランチは明日になった。橋を渡って車で1時間ほど。昨年と同じ店。私達にとっても良い気分転換になるだろう。今日は何かお土産を準備しようかと思う。
退院してからの数日で急に重たくなったような気がする息子。昨日は眠ってしまったのでお風呂に入れておらず、体重不明。



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2014年11月22日土曜日

生後570日目 大阪での3歳女児虐待死

帰宅した時に玄関先にゴミが出してあって、その中に昨日買ったばかりの400gのヨーグルトの容器が見えた。
「ただいま~。ヨーグルトの大きい容器もう食べたの?」
「それ以上。足りないから小さいカップのも食べてるの」
「ホントですか・・・」
さらにこのあと、フォローアップミルクを250ml。パン粥、さらにヨーグルト。これだけ食べてやっと落ち着くという有り様。
「なんだかねぇ、日中もず~っと、何か食べさせてるわ」
息子の腹は、見た目にもパンパンだ。口蓋裂の手術前に食べていたスナック菓子とかはまだ禁止なので、延々と同じようなものを食べている。
「大阪で3歳の女の子が虐待で亡くなった事件があったでしょ」
突然の話題転換(^^; 確か両親は20歳前後で、衰弱死した子の胃の中からはアルミホイルやロウソクが出てきたという・・・
「可哀想なのよ。連れ子みたいな感じなんだけど、あの夫婦のあいだには1歳の息子がいて、そっちばっかり溺愛してたらしいの」
「そういうことか・・・。でもさあ、3歳の女の子って言ったらよそ様の子でもめっちゃカワイイじゃん。血が繋がってなくても一緒に暮らしてたら、頼まれなくても可愛がるけどなぁ」
「普通はねぇ」
「1歳の子も可哀想だよね・・・。両親はたぶん刑務所行き」
亡くなった女の子が虐待されていた様子は、近所の人が何度となく目撃しているようだ。警察や児童相談所に通報されたという報道がないが、通報されていて放置していたのならそういうニュースが流れるだろうから、現状では警察や児童相談所は把握していなかったと考えられ、そこがなんとも悔やまれる。虐待が疑われるケースがあれば、たとえ確証がなくても児童相談所などへ通報すべきだ。今回のように(おそらく)何もしなくて子供が亡くなったら、私だったらずっと後悔することになる。そう思って探していたらこんな記事があった。


 異変は付近の住民らも感じていたという。府警によると、昨年秋ごろ、紗弥音ちゃんが自宅アパートのベランダの手すりに、手首を粘着テープでくくりつけられているのを目撃されていた。
 今年2月には、薄手の長袖シャツ1枚を着た紗弥音ちゃんが裸足でアパートの外を歩いていた。他にも、泣き叫ぶ声を聞いていた住民がいたという。
 同じアパートの40代の住人女性によると、昨年末の夕方、紗弥音ちゃんが自宅の前で「お母さんどこ?」と大声で泣き叫んでいた。この時も裸足だった。声を掛けたが、紗弥音ちゃんは無言でうつむくだけだったという。
 紗弥音ちゃんの異変について児童相談所や警察に通報した住民はいなかったとみられる。女性は取材に「もちろん気にはなっていたが、通報したら仕返しされると思って怖かった」と悔やんだ。
亡くなった子から見れば近所の住人も、この酷い親と同じだろう。最低限、この状況なら通報する勇気・・・というか常識を持っていたい。

・・・

昨日の遊びは単純に追いかけっこ。四つん這いで追いかけるとキャッキャ言いながら逃げて、寝室の布団へダイブ。顔から突っ込むのでちょっと心配(^^;;;
体重は11.5kg。



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2014年11月21日金曜日

生後569日目 退院後の食事

いつも帰りの電車に乗ったら妻宛にSMSを送って帰るのを知らせるのだが、昨日は忘れてしまい、自宅まで100mになってから思い出した。疲れてるのかなぁ(^^;;

「あらまあ気付かなかったわ」と言いながら夕食の準備を始める妻に、忘れてました、と謝りながら、息子の相手を代わる。とりあえず「いないいないばあ」という絵本で読み聞かせ。


これの中にネズミが出てくるのだが、最近の息子はこのネズミが大好きで、見ると笑ってくれる。まだあまり言葉が出てこない息子だが、今は耳と目から言葉をインプットしていくのが重要。「くまさん」「きつねさん」「ネズミさん」「絵本」「お顔」・・・。

息子の夕食はパン粥。だがあまり食べない。基本的に普通の御飯やパンをそのまま食べるが好きだったのだが、どちらも上顎にひっついたりするので退院後も禁止されている。少なくとも再来週の水曜の受診までは。

夕食が終わり、妻に聞いてみる。
「買い物行かなきゃいけないんじゃない? ヨーグルト無いでしょ」
 「そうなのよ。最後の4個、日中に食べきっちゃったから。あと、その単語(ヨーグルト)を聞くと大騒ぎになるわよ」
というわけで、近所の24時間のディスカウントスーパーに出かける。

写真の抑制筒には新幹線の形のマジックテープカバーが付いているが、これは看護実習で付いた学生さんが個人的に作ってきてくれたものだ。看護学生さんのお母様も妹弟さんも看護・福祉の道に進まれているそうだ。頑張ってもらいたい。

食材を選ぶ妻に今後の食事について確認。
「退院時に食事の指導はあったんだよね」
「うん。基本的には病院で出てたような食事。全粥と潰したようなおかず。パンとかご飯は上顎にひっつくから禁止。口の中見たら、骨が見えてるもんね。そりゃあダメだと思ったわ」
硬口蓋裂・顎裂も伴う息子の場合、上顎の粘膜と骨膜を剥離して後方に引っ張って縫合する「プッシュバック法」という術式がとられた。骨膜と粘膜が完全に再生するまでは、上顎に引っ付かないようなもので、柔らかい食事をとらせなくてはならない。

ヨーグルトが置いてある売り場に行くと、いつもの4個パックが4つしか無い。
「3日もたないわ・・・」
「じゃあさ、この400gのやつにしたら? プレーンだから甘味つけるのがちょっと面倒だけど」
「4個パックは1個70g・・・、ほとんど同じ値段だからこっちのほうがお得ね」
おそらく400gくらいは1日で消費する(^^;; 400gのものを2個買って、これで4~5日はいけるはず。ヨーグルト係数の高い我が家。

帰宅して入院中の話になり、同室のママさんにこんな質問をされたという。
「どうして旦那さん、いつもあんなに早い時間に病院に来れるの?」
ほうほう(^^) もちろん妻と息子への愛あればこそだが(笑、妻の答えは
「あぁあれ? 40代になると朝早よから目が覚めるんよ♡」
確かに、最近は休日でも5時に目が覚めるなぁ。



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2014年11月20日木曜日

生後568日目 いろんなお父さんがいます・・・

昨日の朝は車で病院に行き、夕方まで駐車場に停めておいた。退院日は駐車料金が無料になるのでこうしたことができる。

日中は何も連絡がなかったので、予定どおり電車で最寄りの駅まで行き、小児病棟に上がるエレベータに乗る。玄関でカートを持って行こうかと思ったが、妻のことだから準備しているような気がしてやめておいた。

小児病棟に上がると、ロビーにいきなり妻と息子がいた。口唇口蓋裂で、鼻の修正手術をした5歳の女の子と何やら楽しそうに話している。息子はカートの荷台の上に座っている。妻がカートを持ってきて準備しているだろうという予想は半分当たって半分外れた。

「お鼻の手術痛くなかった?」
「痛くなかったよ。目が覚めたら全部終わってたから、へーき」
「えらいわねぇ・・・。こんど小学校でしょ? ランドセルはもう買ってもらったの?」
「うん」
「何色かな? えっと、ピンク?」
「ううん」
「水色?」
「えっとね、茶色」
「わ、かっこいい。シックね」
「シックって何?」
「・・・えっと・・・」
私が横から
「落ち着いた、みたいな」
ロビーでお父さんが買い物して帰ってくるのを一人で待っていたその女の子は、本当に可愛いし、発音もしっかりして、まるで普通。ご両親がしっかり治療と子育てをしてきたことが窺われる。

やがて戻ってきたお父さんに、妻が鼻の修正手術の時期を聞いていた。だいたい小学校入学前の秋が多いらしい。

病室に荷物を取りに行くと、軟口蓋裂の女の子はすでに退院していた。経過順調で4時か5時くらいに帰ったよ、と妻。同室のあと2組の方にも挨拶して、私達も退院した。

・・・

病院の近くで食事をとったあと、車の中で色々と話しをしたが、一番気になったのは直前に熱が出て手術延期になった妻のママ友のお子さんのことだ。昨日受診に来ておられた。
「手術は来年1月中旬だって(>_<)」
「うわ、2か月もある」
「何とか年内になりませんかとお願いしたらしいんだけど、全く空きがありませんと」
「1歳8箇月になってるよね。今でも発達早いから、その頃に手術となると、さらに手に負えないかもよ」
「うん。。。更に、1月はあの戦力外さん(※)も入院するらしいの」 ※旦那さん。
「え? あ~、糖尿病がらみ?」
「そう。自己管理ができてなくて透析一歩手前らしいの。で、ヘタすると1箇月入院」
「まじかぁ。。。戦力外ならまだしも足を引っ張っちゃいかんよな・・・」
「でも、毎度占い師に何歳まで生きるか聴くんだけど、いっつも83までって言われるらしいよ」
「病気持ちながら長生きするんだ・・・(^^;;;」
家庭の事情も人それぞれ・・・

時間が少し遅くなったが、久しぶりに息子を家のお風呂に入れることができた。二重あごがなくなったので体重は減っているかと思ったが、夕食を大量に食べていたため11.5kgだった。




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2014年11月19日水曜日

生後567日目 口蓋裂手術後8日目 退院日

口蓋裂手術について独立したページにまとめ始めたところだ。まだ全然書けていないが、少しずつ内容を足していこうと思う。

昨日は朝だけ病院に立ち寄った。ベッドサイドに座ってタブレットのワンセグ機能でニュースを見ていた妻に夜間の話を聞く。
「昨日の晩、でんぐり返しができるようになったよ」
「この(狭い)ベッドの上で? まじか」
「でんぐり返しできたらね、『してやったり』みたいな顔でニヤ~っとするの♡」
それっぽい動きは確かにしてたなぁ。

点滴のルートが外れてできるようになったのだろうか。抑制筒は付いていたはずだが・・・
「寝るまで、この(ベッドの)上でゴロンゴロンゴロンゴロン・・・」
「楽しいんだろうねぇ・・・」
「○○ちゃんのお母さん(同室)が見て、『すごーい』って。『私も初めて見た』って言ったわ」
私も見たかったが・・・

・・・

会社に出勤し、午後からは客先での作業。ニュースをチェックする暇はなかった。そこに妻からのSMS。何か緊急か? お客さんに断ってチェックすると・・・
「高倉健さん(83) 悪性リンパ腫で亡くなったんだって」
ホントですか・・・。お客さんに聞くと・・・
「ネット上は「高倉健」で埋め尽くされてますよ」
客先から帰り、定時後。隣席の同僚女性がまだ作業していたので・・・
「高倉健さん亡くなったねぇ」
「そうですよ。。。(T_T) 私、「ケン」ていう名前の俳優が大好きなんで。。。」
「あ~。緒形拳さんとか」
「好きでしたねぇ。あと渡辺謙、松平健・・・」
「ネプチューンのホリケン」
「俳優じゃないです(#・∀・) 嫌いじゃないけど」
そんな軽口を叩きながら、初めてネットのニュースを見る。10日には亡くなっていたのか。事務所の発表には、こんな言葉が添えられていた。
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」
元になったのは大無量寿経の一節。
「我行精進 忍終不悔」
「私は一生努力を重ね 忍耐をし続けたとしても後悔することはない」というような意味だ。高倉健さんらしい。

・・・

予想どおり業務がたてこんでいて病院の面会時間に間に合わなかったので、夕方は病院に立ち寄らなかった。電話で確認しても特に変わったことはないというので、今日の退院だろう。

なので今日は車で病院まで行って駐車場に置き、会社までは電車で行く。私の仕事が終わるまで妻と息子には待ってもらって、そこから帰ることになる。

今日は妻のママ友が受診に来ることになっているので、待っているあいだゆっくりと話をしてもらえばいい。



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