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2014年12月4日木曜日

生後582日目 形成外科受診の結果

昨日は午前半休を取得したものの、12時から保守しているシステムの本番移行作業があった。11時30分には会社に入りたかったので、あまり診察の待ち時間が長いと困るな・・・と思いながら病院へ出掛けたのが8時45分。予約は9時30分だ。自宅からは約30分で病院に着く。

さあ、病院行くよ

出掛けて20秒後・・・

「診察券もろもろ忘れました」
「・・・戻ります」
100均ショップで買った、息子専用保険証&診察券入れをまるごと忘れた。妻も私も寒さ対策に気を取られていたようだ。

病院に到着し形成外科の待合まで行くと、口蓋裂手術にに同室だった、軟口蓋裂の女の子が御両親に連れられて受診に来ていた。妻が話しかける。
「元気だった~?」
「ええもうすっかり(^^)」
「はっ、抑制筒してる。ウチもしなきゃ」
(小声で)「ウチも普段はずしてます」
「そうよねぇ~。ご飯は?」
「一応、軟らかめ・・・ということに・・・なってますが・・・」
すぐに女の子の受付番号が表示された。
「あ、早! じゃあ行ってきます」
女の子の診察はすぐに終わった。特に問題なかったようだ。遠くから来られたが、あっという間に終わってしまった。女の子は抱かれながらバイバイしてくれた。息子は追いかけながら騒いでいる(^^;;

やがて診察は私達の番になった。これなら時間的に余裕がある。

「どうですか様子は?」
「えっと特には・・・」
「鼻から出たりします?」
こちらからしようと思っていた質問だ。
「液体とか、時々出ます」
「うんうん。前の方、ちょっと開いてるからね。難しい所が残ってるんで」
初めて聞いた。
「で、あまり漏れるようだったらプレートを入れたりするけど、今は発音の方が優先だから」
「分かりました・・・」
「出血とかは無いですよね」
「はい」
このあと口腔内をDr.が確認。全体的に創部は治っているが、右奥はまだ再生した膜(粘膜・骨膜)が薄いそうで、固いものは食べないように、とのこと。概ね、来週いっぱい抑制筒と軟らかめの食事、という指示を受けた。次の受診は来年1月7日。

時間に余裕があったので、病院内のカフェでコーヒータイム。

・・・

仕事の方は少しハマった。本番移行はうまく終わったが、念のためデータを開発環境に入れて、今回の移行に関連するデータ削除のオペレーションをしたものの、うまく削除の記録が残らない。結局処理は正しく私の勘違いだったのだが、それで2時間ほど潰れた・・・。息子の治療に関わっているとどうしても仕事に割ける時間が少なくなって精度が落ちる。まあ今後の課題だ。改善の方法はあるだろう。

・・・


 昨晩の息子は、段ボール箱に座ったり上に立ったりする遊びを延々繰り返していた。箱の上に立った場合は派手に転倒する可能性があるので目が離せない。段ボール箱を撤去すればいいのだが、取り上げると怒る怒る・・・

次の土曜日にランチ会を予定している御家族のお母さんから、「ウィルス性胃腸炎だったので、感染するといけないのでご遠慮しようかと・・・」というメールが妻の携帯に入っていた。もうほとんど回復したとのことなので、土曜日になればウィルスもなくなっている。ということで、心配無用。大丈夫ですよと妻が返信していた。まあ、もし息子が熱を出したりしたらやっぱりキャンセルになるのだが、予測不能なのでしかたない。



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2014年12月1日月曜日

生後579日目 抑制筒の装着は寝るときだけ・・・

12月1日。ちょうど一年前は日曜日で、師走のお買い物に出かけていたようだ。

生後213日目 師走のお買い物へ
生後213日目(2) 献血と買物

ついでに献血もしているみたい。娘は受験生だった。その頃の息子がこんな感じ。
髪の毛、薄! 体重がありすぎてまだハイハイできなかったと思う。口唇裂の手術からは2ヶ月半が過ぎて傷痕の保護も抑制筒も必要なくなっている。早くハイハイしないかなぁ~と思っていたが、結局ハイハイ時期はかなり遅く、するようになったと思ったら一瞬で通りすぎて歩きまわるようになってしまった。そして現在・・・

11月のカレンダーを被りながら、(また)前が見えないのに突進する。このあと派手にコケて泣くのだが・・・。

写真をみてお分かりだと思うが、抑制筒をさせていない。もちろんまだ術後の受診をしていないので抑制筒を外しても良いとは言われていないが、ストレスが溜まるので親が見ている時間は外しておくことにした。要は指やスプーンを口の中に入れたりして、創部にダメージが無ければ良い。就寝中は付けておく。現在、あまり口の中を気にする様子はないが。

「(水曜日に)形成受診するときには抑制筒忘れないようにしないとね」
「怒られるわね。『なぁ~にやってるんですか』(診察のDr.のマネ)って」
(ちょっと似てるな・・・)
受診しても、きっと「もう2週間抑制」と言われるだろうと思う。まあ息子のストレス度合いを見ながら抑制筒をつけたり外したり・・・になるだろう。

・・・

昨日は義弟にもらった入院お見舞のお返し(快気祝いというのかな)を選びに、家電量販店へ。理想的には対象年齢3歳くらいの知育玩具で、お見舞いの半額ぐらいのものがあればよかったのだが、これが微妙。「ひらがなタブレット」的なものを何とか選んだが、気にいってもらえるか正直わからない。3歳前後の知育玩具って、今はどんなものが流行っているのだろうか・・・

対象年齢が2歳以下だと結構バリエーションがあって、息子用に「お絵かきセット」みたいなのもあって惹かれたが(笑、引越し前の購入は却下されるに決まっているので踏みとどまった。何かと物いりだし、全ては引っ越しが終わってから。



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2014年11月30日日曜日

生後578日目 ヨーグルトがまだ鼻から出てくる件

次の水曜日は口蓋裂手術の術後初めての受診日だ。妻の中ではもはやデフォルト(既定値)で受診についていくことになっている私に、一応妻が質問。
「次の水曜、(受診に)一緒にいく?」
「12時にお客さんの環境の移行作業があるんだよね・・・間に合うかな? いつもだと言語(※言語聴覚士さんとの面談)とかお昼回っちゃうけど」
「今回は予約は形成(外科)だけなのよ。他の科は取ってないから、10時か11時には終わるんじゃない?」
「じゃあ午前半休にしようかな」
「朝から(会社に)居なくて大丈夫?」
「ちゃんと前日までに用意しておけばいい事だし」
「わかった~」
ということで受診日は午前半休になった。ちょうどその日には保守契約しているお客さんの環境の移行作業があるが、11月と違って12月はあまり仕事が忙しくない。

形成外科の受診では、口蓋裂手術の術後でも飲み物やヨーグルトが少し鼻から出てくることがあった件をDr.に質問しようと思う。 口蓋裂の手術は、それまで裂があることによって繋がっていた鼻腔と口腔を隔てる手術なので、食べ物・飲み物が鼻から出てくることは少なくなるはずだ。ただ、見た感じに口蓋垂(のどちんこ)が短く手前にあるので、閉鎖がまだ十分でなく、後ろを回りこんで出てくるのかもしれない。

抑制筒ストレスが溜まっている息子。親の監視のもと、指などを口の中に入れたりさせなければ抑制筒を外しておくこともできる。そのかわり親はずっと注視していなければならないが、一緒に遊んでいるあいだくらいは取ってやろうと思う。昨日は帽子をかぶらせて、普段危険防止のため隠している鏡を出して見せてみた。
嬉しそうに何事か叫んで、ベシベシと鏡を叩くというベタな反応。

違う帽子にしてみる・・・去年買ったやつだけどまだデカイなぁ。

・・・

昨日は新居のリフォームの進捗を確認にも行った。 風呂・洗面所が全く新しくなったため、比較的綺麗だと思って手を付けなかったトイレの暗さに非常に落差を感じ、思わず私から妻に・・・
「トイレ、えらい落差だよ」
「わぁ・・・。周りが明るくなったからよね・・・」
トイレは壁の下半分がピンク色のタイル。上は深緑色の塗り壁だ。隣にいた業者さんに頼んでみる。
「あの、トイレの壁の上半分だけでも壁紙貼れません?」
「あ、大丈夫ですよ。コンパネ貼って、その上に。どの壁紙にします?」
「洗面所と一緒でいいです」
ちなみに床も昔ながらのタイル張りで、排水口に向かって傾斜がついている状態だ。床をCF(クッションフロア)に変更するなら、排水口を潰してコンパネを貼るために一度トイレ本体を外すことになるため、やるなら本体ごと換えるタイミングのほうがいいそうだ。トイレはいずれ、超節水・節電型のものに変更したい。

その他、息子の転落防止にゲートを購入したいのと、追加で必要なエアコンや照明の数を確定するために、今日もう一度新居の確認をしようということになった。引越まであと3週間だ。



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2014年11月29日土曜日

生後577日目 抑制筒にちょっとイライラ

オペラ歌手の中島啓江さんが亡くなったといニュースを昨日の昼休みに聞き、57歳だったと知ってかなり衝撃を受けた。死因は呼吸不全というが・・・誰でも最終的には心不全と呼吸不全になるわけで・・・原疾患はやはり極度の肥満からくるものだろう。160kgという体重だったそうだ。少々ぽっちゃりしているくらいは良いとしても、普通の人が100kg超えは危険だ。

レベルは全く異なるが息子のカロリー摂取量も大量のヨーグルトのせいで跳ね上がっているため、プレーンヨーグルト+甘味料(ラカントS)を使っていたのだが、結構な下痢をしてしまった。ブログにコメントを頂いて、 息子くらいの体重だったら8gくらいまでとのことなので多すぎたのだろう。妻がどうするかと思ったら、今まで買っていたパックに戻していた。プレーンのヨーグルト+ラカントSは私と妻で食べることになりそうだ。

昨日の息子はなぜか帽子に興味があり、抑制筒を付けたまま妻の帽子を被ろうと頑張っていたそうだ。肘が曲がらないので無理だが・・・(^^; 妻が被せてみると「やたら可愛かったので」携帯で撮影したのが上の写真。ちょっと女の子っぽい?

抑制筒付きでもこうして元気いっぱい遊んでいるが、やはり自由が効かなくて少しイライラすることもあるらしい。たとえばスプーンを使って食べること。口蓋裂手術までは、妻が口の中を傷つけることを気にしてスプーンなどを使わせなかったのだが、そろそろ興味が出てきたということだろう。だが抑制筒付きでは握ったスプーンが口まで届かない。あと、私達が歯磨きしているのを面白そうに見ていて、歯ブラシにも興味津々。歯磨きの真似事をしようとするので抑制筒は外せない。もし歯ブラシが口蓋裂手術の創部・・・特に粘膜と骨膜を剥離した上顎の部分に当たれば、再生しかけている骨膜・粘膜を損傷して出血、ということになりかねない。

次回の手術後初めての形成外科受診では創部の状態が確認されるが、おそらく抑制筒はさらに2週間継続になるだろう(抑制はトータル1箇月)。




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2014年11月20日木曜日

生後568日目 いろんなお父さんがいます・・・

昨日の朝は車で病院に行き、夕方まで駐車場に停めておいた。退院日は駐車料金が無料になるのでこうしたことができる。

日中は何も連絡がなかったので、予定どおり電車で最寄りの駅まで行き、小児病棟に上がるエレベータに乗る。玄関でカートを持って行こうかと思ったが、妻のことだから準備しているような気がしてやめておいた。

小児病棟に上がると、ロビーにいきなり妻と息子がいた。口唇口蓋裂で、鼻の修正手術をした5歳の女の子と何やら楽しそうに話している。息子はカートの荷台の上に座っている。妻がカートを持ってきて準備しているだろうという予想は半分当たって半分外れた。

「お鼻の手術痛くなかった?」
「痛くなかったよ。目が覚めたら全部終わってたから、へーき」
「えらいわねぇ・・・。こんど小学校でしょ? ランドセルはもう買ってもらったの?」
「うん」
「何色かな? えっと、ピンク?」
「ううん」
「水色?」
「えっとね、茶色」
「わ、かっこいい。シックね」
「シックって何?」
「・・・えっと・・・」
私が横から
「落ち着いた、みたいな」
ロビーでお父さんが買い物して帰ってくるのを一人で待っていたその女の子は、本当に可愛いし、発音もしっかりして、まるで普通。ご両親がしっかり治療と子育てをしてきたことが窺われる。

やがて戻ってきたお父さんに、妻が鼻の修正手術の時期を聞いていた。だいたい小学校入学前の秋が多いらしい。

病室に荷物を取りに行くと、軟口蓋裂の女の子はすでに退院していた。経過順調で4時か5時くらいに帰ったよ、と妻。同室のあと2組の方にも挨拶して、私達も退院した。

・・・

病院の近くで食事をとったあと、車の中で色々と話しをしたが、一番気になったのは直前に熱が出て手術延期になった妻のママ友のお子さんのことだ。昨日受診に来ておられた。
「手術は来年1月中旬だって(>_<)」
「うわ、2か月もある」
「何とか年内になりませんかとお願いしたらしいんだけど、全く空きがありませんと」
「1歳8箇月になってるよね。今でも発達早いから、その頃に手術となると、さらに手に負えないかもよ」
「うん。。。更に、1月はあの戦力外さん(※)も入院するらしいの」 ※旦那さん。
「え? あ~、糖尿病がらみ?」
「そう。自己管理ができてなくて透析一歩手前らしいの。で、ヘタすると1箇月入院」
「まじかぁ。。。戦力外ならまだしも足を引っ張っちゃいかんよな・・・」
「でも、毎度占い師に何歳まで生きるか聴くんだけど、いっつも83までって言われるらしいよ」
「病気持ちながら長生きするんだ・・・(^^;;;」
家庭の事情も人それぞれ・・・

時間が少し遅くなったが、久しぶりに息子を家のお風呂に入れることができた。二重あごがなくなったので体重は減っているかと思ったが、夕食を大量に食べていたため11.5kgだった。




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2014年11月19日水曜日

生後567日目 口蓋裂手術後8日目 退院日

口蓋裂手術について独立したページにまとめ始めたところだ。まだ全然書けていないが、少しずつ内容を足していこうと思う。

昨日は朝だけ病院に立ち寄った。ベッドサイドに座ってタブレットのワンセグ機能でニュースを見ていた妻に夜間の話を聞く。
「昨日の晩、でんぐり返しができるようになったよ」
「この(狭い)ベッドの上で? まじか」
「でんぐり返しできたらね、『してやったり』みたいな顔でニヤ~っとするの♡」
それっぽい動きは確かにしてたなぁ。

点滴のルートが外れてできるようになったのだろうか。抑制筒は付いていたはずだが・・・
「寝るまで、この(ベッドの)上でゴロンゴロンゴロンゴロン・・・」
「楽しいんだろうねぇ・・・」
「○○ちゃんのお母さん(同室)が見て、『すごーい』って。『私も初めて見た』って言ったわ」
私も見たかったが・・・

・・・

会社に出勤し、午後からは客先での作業。ニュースをチェックする暇はなかった。そこに妻からのSMS。何か緊急か? お客さんに断ってチェックすると・・・
「高倉健さん(83) 悪性リンパ腫で亡くなったんだって」
ホントですか・・・。お客さんに聞くと・・・
「ネット上は「高倉健」で埋め尽くされてますよ」
客先から帰り、定時後。隣席の同僚女性がまだ作業していたので・・・
「高倉健さん亡くなったねぇ」
「そうですよ。。。(T_T) 私、「ケン」ていう名前の俳優が大好きなんで。。。」
「あ~。緒形拳さんとか」
「好きでしたねぇ。あと渡辺謙、松平健・・・」
「ネプチューンのホリケン」
「俳優じゃないです(#・∀・) 嫌いじゃないけど」
そんな軽口を叩きながら、初めてネットのニュースを見る。10日には亡くなっていたのか。事務所の発表には、こんな言葉が添えられていた。
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」
元になったのは大無量寿経の一節。
「我行精進 忍終不悔」
「私は一生努力を重ね 忍耐をし続けたとしても後悔することはない」というような意味だ。高倉健さんらしい。

・・・

予想どおり業務がたてこんでいて病院の面会時間に間に合わなかったので、夕方は病院に立ち寄らなかった。電話で確認しても特に変わったことはないというので、今日の退院だろう。

なので今日は車で病院まで行って駐車場に置き、会社までは電車で行く。私の仕事が終わるまで妻と息子には待ってもらって、そこから帰ることになる。

今日は妻のママ友が受診に来ることになっているので、待っているあいだゆっくりと話をしてもらえばいい。



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2014年11月18日火曜日

生後566日目 口蓋裂手術後7日目

昨日の朝。病室に行くとまだ息子は眠っていて、その時はまだ点滴が残っていた。まだ7時過ぎ。眠っている他の子達も起こさないように部屋の外に出て様子を聞く。

妻とあと2人のお母さん達はその前の晩からぐっと仲良くなり、軟口蓋裂の女の子と息子が一緒に、息子のベッドの上でタブレットの番組を見たりプレイルームで遊んだり。もう一人の生後7箇月の男の子は尿路感染症による入院だそうだ。息子も一度だけだが上部尿路感染症で入院したので、その時のことが思い出される。

3人は消灯時間までペチャクチャ喋っていたそうだ。

そんな話を聞きながら私は出勤。

お昼前には妻からSMSで退院の見通しについて連絡があった。たぶん水曜日。息子はもう点滴のルートも取れて活動量MAXだとか。

さらに、矯正歯科のDr.がわざわざ息子の病室までお見舞いに来てくださったそうだ。先日の型取りでいったん矯正歯科通いはお休みになっている。昨日は専門外来での診察のために来ておられたので、その前に足を運んでくださったのだ。

「よく頑張ったねー」
そう息子に話しかけてくださったという。本当に嬉しい。

・・・

夕方の面会時間ぎりぎりに病院に行くと、プレイルームで息子と軟口蓋裂の女の子が一緒に遊んでいた。息子はルートが取れて抑制筒のみ。女の子もルートは残っているが点滴は外れている。

病室では、息子とその女の子のベッドの周りのカーテンは開かれ、お互いの様子がわかるようになっている。女の子はすでにスプーンを使ってお粥を一人で食べられるようになっており、それを見た妻が感動していた。
「○○ちゃん、すごーい。この子が1箇月でできるようになるとは思えないわ(^^;;」
まあ、手づかみ食べとかさせてないからなぁ。

4人部屋には、昨日から3箇月くらいの女の子が両親に付き添われて入院している。カーテンを閉めていてそれまで話しかけられなかったが、そこは我が妻。ちょっとした機会を得て、さっそく声をかける。
「ウチの息子、手術後からイビキがすごくって、夜うるさいと思うの。ごめんなさいね」
まず謝っとく。基本技だ。
「ところで、明日は口唇の手術(オペ)? 両側? 息子も一年前に受けたのよ・・・」
私もちょっと参加。丸々として可愛い女の子。口唇テープが懐かしい。手術直後の状態や授乳のことなど、スマホの写真などを見せてあげながら少しお話をした。

これで少し、お互いに話しかけやすくなっただろう。

・・・

帰り際、ロビーで少し息子と遊ぶ。
今日は業務上忙しくて、朝は立ち寄れるが、夕方は無理だろう。問題なければ退院は明日だ。


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2014年11月17日月曜日

生後565日目 口蓋裂手術後6日目 オススメの準備物

点滴が外れるものと期待していた昨日。Dr.の判断で1日延ばされて今日の朝までとなった。本調子に近づきつつある息子の活動で、点滴のチューブはすぐにグルグル巻きになってしまう。。。

まあそれでも、熱も平熱になっているので良かった。

今回の入院で、息子の入院自体は5回目(^^;; であり、準備物は完璧だと思っていたが、実際には想定外がちょこちょこ在った。

例えばタオルやスタイの枚数。それぞれ妻が大量に用意していたが、予想以上に大量のヨダレが出るため、私が持ち帰って洗濯する回数が多い。遠方から来られている方の場合そういうわけにもいかないだろうから、もっと大量に用意するか、病院のランドリーを利用することになるだろう。

それから、10インチのタブレットはものすごく役に立った。当初、部屋の有料テレビでも見せようと思って持って行ってなかったのだが、部屋のテレビは・・・
  • 有料なのが地味に痛い
  • 位置を変えられないので幼児が見やすいように調節できない
  • 近くの位置にできないので音声が大きくなりがち
  • 当たり前だが、テレビとしてしか使えない
という欠点がある。 その点大きめのタブレット(ワンセグ対応)であれば料金は気にならないし、クレードルがあれば置く場所は自由。幼児向けアプリや前面カメラを起動しておけばオモチャにもなる。

同室のお母さん方にも、「ウチも買いたい~」と言われるくらいタブレットは羨ましがられている。最新スペックのものは必要ないので、中古ショップやネットオークションなどでそこそこのものを入手すればいい。幼児の入院にはもはや必須のアイテムと呼べるだろう。

さて、私は今日から仕事を再開。火曜日以後、今週のどこかで退院できると思うが、それまで出退勤の途中に病院に寄る生活が続きそうだ。



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2014年11月16日日曜日

生後564日目 口蓋裂手術後5日目(2)

今朝はまだ点滴がとれていなかった。昨晩の時点でよく眠っていたので、起こすこともないだろう、ということだったらしい。

その後Dr.がやってきて、点滴は明日までと言われた。ちょっと鬱陶しいが仕方ない。

生後564日目 口蓋裂手術後5日目

今回の入院では予想が外れることばかりだ。術後2日目で相当元気だったから3日目はもっと元気?と思ったら発熱し、翌日の4日目はグッタリだろうと思ったらすっかり回復してる・・・とか。妻にしても、昨日の朝は疲労困憊だろうと思っていた。前日眠っていないと言っていたし、同室には手術したばかりの1歳7箇月の子が居て、安眠できるような状態ではなかったはずだが・・・
「入院以来、というくらい、めっちゃよく眠れた♡」
「え、そうなの?」
「(息子の)熱も下がったし、元気いっぱいさ~」
そんな感じで、私が病室に行くと嬉々として自分の朝ごはんを準備しはじめた。レンジで温めるパックのご飯に、レトルトの丼もの。すごいスピードでがっついている。妻は睡眠不足だと
「きもてぃわるぃ」
とか言ってロクに食べなくなるので、これは眠れている証拠だ。。。
「じゃあ、(息子の)熱は点滴再開したら・・・」
「すぐ下がったよ~♪」
「咳とかは?」
「おさまった」
・・・じゃあ何だったのだろう。発熱、咳、鼻水・・・と、完全に風邪症状だったはずだ。だけど1晩で回復した・・・

考えられるのは
  • 熱は水分不足か、術後の影響が遅れて出たため
  • 咳も水分不足で喉の粘膜を傷めたから
  • 鼻水も術後の影響
ということ? 何にしてもしっかりと水分を補給させるのが重要なようだ。そんなわけで、紙コップをずらっと並べ、様々な飲料で水分補給させている。お気に入りはヨーグルト風味の「明治アクアブルガリアCLEAR」。自販機で簡単に入手できてよく飲んでくれるので助かっている。



昨日一日は点滴をつけていたが、体調が回復しているし、昨日の22時で抗生剤のルートも不要になったはずなので、このあと病室に行けば抑制筒だけになった息子に会える、と思われる。



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2014年11月15日土曜日

生後563日目 口蓋裂手術後4日目(2)

息子が発熱でぐったり、妻が睡眠不足でげっそり…という状況を想像して病室に入ってみると、二人とも元気でかなり想定外。

息子は夜のうちに熱が下がり、妻も入院以来一番良く眠れたという。

再開した点滴はまだとれていないが、プレイルームでの遊びは復活。

同室の女の子も、頻繁に泣いてはいるが、さすがに昨日よりはマシなようだ。

生後563日目 口蓋裂手術後4日目

後から考えてみると、息子の風邪症状が出たのは昨日の午前中だった。その時点では発熱の原因が手術によるものかもしれないと思っていたが、夕方になってコホコホと咳をし始めた。

そんなわけで水分とエネルギーの消耗が激しいと思われるため、外れた点滴がまた再開された。量は20cc/h。

同じ病室には、昨日の朝に軟口蓋裂の手術を受けた女の子がいる。当たり前だが、手術から帰ってきてずっと泣いている。・・・息子もそうだったので、少し女の子のお母さんに声をかける。「次の坐薬までもうちょっと」「ウチのに比べたら静かなほうですよ」とか。まあそれがなにかの役に立つわけではないが・・・

ふと、誰に風邪をもらったのか考えてみる。小児病棟の大部屋だからそういうことを考えても無駄なのだが・・・。一番怪しいのは一昨日のお昼に同じ部屋に入ってきて、昨日の朝にはいなかった名前の読めない女の子。風邪ぎみで、手術キャンセルになったはずだ。これだから大部屋は困る・・・というか、入院前の診察で判定して大部屋まで来ないようにしてもらいたいものだ。部屋に入ってから症状が出た場合は仕方ないけれど。。。

そんな感じで息子は点滴状態へ逆戻りし、妻も疲労が蓄積している。左腕に「チクチクする」謎の発疹が出たり、口内炎も3つぐらいあるとか・・・
「一晩帰って熟睡してくださいな」
「ん~・・・。どうしようかなぁ・・・」
「私の定期入れにICOCAあるし。駅まで歩かないかんけど」
「遠いなぁ・・・」
ちなみに病棟から駅まで徒歩20分。駅から自宅までは5分。妻は基本的に運動しない。特に長い距離を歩くのは苦手だ。
 「病院の玄関前から駅までタクシーという手もありますが」
 「いやぁ・・・」
で、結局帰るとは言わなかった。帰っても心配で眠れないとか思ってるのだろう。帰らなくても風邪が治るわけでもないが。
看護師さんが息子に冷たい枕も出してくれたが、同じ場所にとどまっているような息子ではない。


一晩で熱が下がっているとは思えないが、ちょっとだけ期待して、そろそろ病院に出かけよう。



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2014年11月14日金曜日

生後562日目 口蓋裂手術後3日目(2)

妻は息子のイビキと寝相の悪さで全然眠れなかったそうだ。

朝食前にプレイルームで遊んでいると、口から何か出てきた。ペルナックという人工真皮だ。看護師さんに伝えると、しばらくしてDr.が確認してくれた。出血がないので大丈夫だろう、とのこと。

朝食後に機嫌が悪くなり、熱を計ってもらうと38.7℃。坐薬を12時間ぶりに使うと3時間ほど元気だったが、また少し熱が出てきて、先程は38.8度。ついでにまたペルナックが出てきた。出血はなし。

生後562日目 口蓋裂手術後3日目

手術翌日より元気になっているだろうと想像していた昨日だったが、夕方までは不機嫌で活力が感じられなかった。私が持ち込んだ10インチタブレットで子供番組の録画を再生して、何とか落ち着かせているという状態。

病室のテレビは(今どき)お金がかかるうえに、子供が見やすい位置に移動させることもできない。その点クレードル付のタブレットなら配置も自由だし、音さえ周囲の迷惑にならないように控えめにしておけば良い。番組に飽きたら子供用のアプリで遊ばせる手もある。

いつも家で視聴している番組を観ることができると落ち着くので、こういう時のタブレットはワンセグ対応のものが向いている。私はこの10インチタブレットを1万5000円ほどで落札したが、普段の通勤時間の勉強にも使っているし、十分に元はとていると思う。何より今回、妻がとても喜んでくれた。

さて、機嫌の悪い息子だったが、それなりに飲食できていたので点滴を外すことができた。抗生剤の投与の必要から左手のルートだけは残っているが、輸液ポンプが載った点滴スタンドを押して歩く必要がなくなっただけでもストレスが随分違う。

また、シャワー入浴の許可も出たので左手のルートの防水をしてもらって、久しぶりに体を洗ってやることができた。もちろん洗ったのは私。顔を濡らさないように注意を受けていたが、口唇テープ時代から口唇の術後まで、ずっと洗い続けてきた私にとっては全く問題ない。

シャワー後は、スッキリしたのか息子は急に元気になった。プレイルームで自由に駆け回る。
止まらないので写真がブレる。。。

しばらく遊んでいると、入院したばかり女の子とお母さんがプレイルームにやってきた。1歳7箇月のお子さんは軟口蓋裂で、翌日が手術だそうだ。遠い所から来ておられるし、口唇裂がないので今回が初めての手術。この病院に来た回数自体3~4回ということで、笑顔の中に緊張感が感じられる。

お父さんはプレイルームには来ていなかったが同伴されていて、何とか3日分休みを取ることができたらしい。入院日(木曜日)と手術日(金曜日)で2日使い、土日が過ぎたら、退院日までお母さん一人で頑張らなくてはならない。術後どれくらいでお子さんが元気になるかは個人差がありすぎて分からない。息子と同じくらいの日数(術後2日)くらいで元気になればいいのだけど・・・。

その後私は洗濯物を持って帰宅。

・・・

点滴も外れたし、今日は術後3日目ということで飲食物の制限も少なくなるはずだ。あとは個室の順番が回ってくれば言うことはないのだが。




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