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2013年8月18日日曜日

生後108日目 お鼻の矯正状態




鼻の矯正状態についてTwitterでツィート頂いたり、個人的に質問を頂いたりしたので、もう少し分かりやすいように横から撮ってみた。手術日まで余裕があって矯正期間が長く取れるおかげで、かなり鼻が高くなった。出生直後は横に広がってペチャンコだった。矯正歯科での処置・御指導のおかげだ。

出生直後
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今日も午前中にショッピングセンターに出かけて、ベビーカーに乗せてグルグル回ってみた。買ったのは主に妻が付き添い入院中に着る服など。

ショッピングセンターなどに居る時は、赤ちゃん連れの他の人達と同じようにベビーカーの日除けを畳んで、行き交う人から息子の顔を隠さないようにしている。自分達でもずいぶん慣れてきたと思う。



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2013年8月1日木曜日

生後91日目 矯正歯科受診7回目

前回の矯正歯科受診から3週間。今日も午後半休を取得して、会社の近くで妻と合流して矯正歯科医院へ向かう予定だ。私の会社は有給休暇の1日を2分割して半休に当てることができ、こうして息子の受診を妻に任せきりにせずに済んでいるのだが、それでも有給休暇の残りが心許なくなってきた。

有給休暇の更新は10月。その頃には口唇裂の手術が終わっており、有給をギリギリまで使った後だ。自分のための有給日数はゼロになりそうなので、私は当分、風邪も引けそうにない(^^;



お風呂での体重は6.8kg。今朝はキャッキャッと声を出して笑ってくれた。笑い声にしろ泣き声にしろ、綺麗な声が出てくれると嬉しいものだ。手術・リハビリ技術の向上で構音障害の割合は10%以下になっているとはいえ、心配には違いない。

今日は午前中に(また)見積を片付ける必要がある。見積頻度が高すぎて、若干精度が落ちてきているような気もする(^^;;;;

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矯正歯科では鼻ステントの大きさをわずかに大きくした。矯正の進捗は問題ないのだが、手術まで時間があるので、少しでも鼻の高さ(鼻柱の長さ)を出しておきたいということだ。左右の上唇の厚みは足りているが、真ん中の部分(人中)は薄いため、最初の手術の結果としては、少し上唇が上を向いた状態になるだろうということだった。これから手術までの間、できるだけ人中の長さを出すためにテープで押さえておく。



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2013年7月14日日曜日

生後73日目 記録を残そう/テーピング・鼻ステント治療前後比較

昨日のお風呂での体重は6.1kg。
6.0kgになったばかりなので、そんなに増えるか? と思っていたところ、お風呂の洗い場で大量放尿。そして風呂を出てすぐ、新しいおむつに溢れんばかりのウンチ(^^;;; この後で体重を計っていたら6.0kgだったかもしれない。風呂あがり直後のウンチだったので、もう一度お尻を洗いに行ったのは言うまでもない。

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ブログのテンプレートを変更してみた。育児ブログらしく(?)暖色系のものを選択。PC版だけだが、右のサイドバーに最近のコメント5件を表示するようにしてみた。この設定は「Blogger に 「最近の記事」、「最近のコメント」 を表示する方法」を参考にさせていただいた。

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私はスマートフォンで撮影した写真をDropboxで共有するようにしていて、主に妻が使っているタブレット端末のNexus7をはじめ、ノートPCやデスクトップパソコンと同期している。スマートフォンで撮影した写真はクラウドのサーバに蓄積されて、共有の設定をしている他の端末に、ほぼリアルタイムでダウンロードされる。私が息子の写真を撮影すると、ほぼ同時に妻はタブレット端末の大きな画面で見ることができるようになるわけだ。もし私が酔っ払って飲み屋のお姐さんと一緒に写真でも撮ろうものなら、数秒以内にバレる可能性がある(^^;;;

このブログを書いていることもあって、息子の写真は誕生から毎日撮影してきた。それをいつでもタブレット端末で確認できるので、妻は何かにつけて見なおしては「このころも可愛いなぁ~」と喜んでいる。また、口唇口蓋裂の治療の効果を確認するのも簡単だ。

出生4日目の状態と、最近の状態を較べてみる。


生後4日目では、鼻柱(左右の鼻の穴を隔てている部分)の高さがほとんどなく、鼻は全体的に左右に拡がってペチャンコになっていることがわかる。


魂が抜けたような顔だが・・・(^^;;;、 これがちょうど生後2箇月の写真だ。テーピングと鼻ステントの成果で、鼻柱の高さが出てきているのがわかると思う。妻の言葉を借りると「すでに乳児にはありえない鼻の高さ」だ。

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私達の息子には治療に長期間を必要とする障害があって、治療の記録を残そうと考えて毎日写真を撮り続けているが、障害のないお子さんであっても毎日写真を撮るのは良いことだと思う。スマートフォンのカメラの高性能・大容量化、無料のクラウドストレージなど、大量の写真を保管・バックアップするコストは極めて小さい。どんどん撮影して大切な思い出を残していこう。



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2013年6月7日金曜日

生後36日目 胎児が口唇口蓋裂と診断された時、妊婦の気持ち

昨晩、妻にあらためて聞いてみたのは、エコーで息子の口唇口蓋裂が分かった時の気持ちについて。

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「そりゃあショックだったわ。私はあなたが付いててくれたからまだ良かったけど、一人で聞いてたら泣いてたかも」

「悪阻が酷かったから付き添ってたけど、それがなかったら一人で聞いてたかもしれないね」

「それで、やっぱり聞きたいのは『どうして?』ってこと。私は看護師だからまだ知識あるほうだと思うけど、それでもね・・・。一般の妊婦さんだったらすごく気に病むと思う」

「(口唇口蓋裂の)原因は不明なんだけどね」

「うん・・・。『悪阻で栄養がとれなかったから?』とか先生に聞いちゃったもんね」

「先生は『関係ない。確率の問題』って即答だったね」

「それを聞いて少しは気が楽になったけど、それでも『申し訳ない』とか思っちゃうの」

「謝ることは何もないんだけどね」

「でもね、エコーでどんどん大きくなるこの子のお顔を見てたら、すごく可愛いと思えてきたの。今はもっと可愛いけど」

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妻が言うように、いくら原因不明で確率の問題だと説明されても、妊婦さんは、何か自分が悪かったのではないかと自分を責めてしまうものだ。それはある意味自然な反応と言えるかもしれない。その後・・・少し落ち着いたら、旦那様と一緒にしっかり心身の準備をしていただきたい。口唇口蓋裂は、長期間かかるものの、必ず治る病気だから。

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今日は午後から矯正歯科の受診だ。私の仕事の方は最近スムーズだから、午後半休を取っても特に問題はない。有給休暇の残日数は気になるが。

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矯正歯科では、左の鼻の穴に入れる鼻ステントが調整された。

 
確かに左右のバランスが整えられたような気がする。

それから、左右のテープをもう少し長くして、耳の前あたりから貼るように指導を受けた。頬のシートから全部やり直すので、これは今晩のお風呂の後にやろうと思う。

偶然、前々回の受診でお話を聞けたご夫妻が息子さんと来ておられ、またお話をすることができた。今回も御主人がお休みを取って、高速で1時間半かけてこられている。息子さんの綺麗になったお口を見ると、とても勇気づけられる。



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2013年5月29日水曜日

生後27日目 父親または夫として

口唇口蓋裂の3箇月の娘さんを持つお父様に当ブログへのコメントを頂いた。3箇月といえば口唇裂の縫合手術の時期。何かとご苦労も多いと思う。

私の息子はまだ生後1箇月にもなっていない。大変なのはこれからなのだろうが、今までのところ、なぜかそれほど「しんどい」とか「辛い」とか感じないし、どちらかと言えば毎日起こることや息子の変化を楽しんでいる。妻も同様で、私が仕事中で居なくて息子が長時間泣きやまない時は困っているが、基本的には笑って過ごしている。

エコー検査で胎児が口唇口蓋裂と診断されたときには、さすがに息子が可哀想になったが、その他の異常が発見されなかったことの安心感のほうが大きかった。出産を経て、脳や心臓その他の臓器が全く正常に機能していることが嬉しかった。稽留流産(子宮内での胎児死亡)から始まる3年間の不妊治療や妻の悪阻を乗り越えて、生まれてきてくれたことだけで奇跡だと感じている。その上、脳も心臓も正常で手足も揃っている。ちょっと口に怪我しているだけだ。これ以上何を望むのか。

口唇口蓋裂を発見していただいてからは、出産後の忙しさを想定して定時帰りできるように仕事をする習慣をつけるようにした。私の仕事はシステムエンジニアで、少し前までは早朝から深夜、休日まで働いていて、定時帰りなど別世界の話だった。しかしそれでは疲れきってしまうし、妻の肉体的・精神的負担が大きすぎる。だから私がやらなくていい仕事はとことんやらないし、今日やらなくていい仕事は、可能な限り後回しにする(前倒しでやっても大概手戻りが発生する)。作業自動化など仕事の効率化も全て定時帰りのためだ。

出産後は会社に事情を説明して、恒常的に残業するような仕事を回さないようにお願いしている。そもそも、案件が発生したら8割くらいは私が工数見積をしているので、ヤバイ仕事は最初から取らないのだが。

定時退社したら最速で家に帰る。だいたい19時前には帰れてしまう。なるべく早く帰って妻を手伝い、彼女の話を聞く時間を作るのが重要だと思う(そこからブログネタを拾う、というのもある)。私は仕事で社会と関わっているが、彼女はほぼ自宅に居る。私と話をしていなければ、孤立感が増していくだろう。

お決まりだが、息子をお風呂に入れるのは私の役割だ。それから、テープの貼替えやホッツ床の脱着・洗浄も私がメインでやっている。私が家にいる時は授乳も出来るだけやる。時々娘も参加してくれる。そんな生活が楽しいと思う。

「そして父になる」という映画がカンヌ映画祭で賞をもらったそうだ。父親は子育てを通して本当の父親になり、我が子に育ててもらうのだ・・・そんなメッセージが込められているという。ならば私は、息子の口唇口蓋裂によって、より深く父親として育ててもらっているのだろう。


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19時の授乳は私が行なって、ほぼ100cc飲んでくれた。写真ではわかりづらいが、鼻ステントが押し上げている部分がやや赤くなっている。これについては説明を受けていた。本人が嫌がっていないので大丈夫だろう。

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風呂に入れた後で、ホッツ床を洗浄し、テープを全交換。その後22時の授乳も100cc全て飲んでくれた。最近体重を計れていないが、かなり重くなっているような気がする。