2015年1月21日水曜日

生後630日目 玄関で落ちる/ISISの身代金要求

夕方の駅に迎えに来てくれた妻が、地元で有名なセルフうどん店に向かう車中で、日中の息子の行状について教えてくれた。


「今日は玄関で落ちました」

「そうなの?」

私は助手席に座っていて、息子はその後ろのチャイルドシートで何かウニャウニャ呟いたりキャーと叫んだりしている。少なくとも大きな怪我はなさそうだ。

「私が電話していたら、廊下の方に消えまして・・・ しばらくしたらウワァ~と聞こえたので」

「うん」

「行ってみたら 玄関のタタキのところで横に伸びていました」

食事から帰宅してよく見ると、額の左側が少し赤くなっていた。ぶつけたのだろう。

写真ではほとんど分からないが・・・。
玄関の段差は測っていないが30~40cm。一応2段の木製の踏み台を用意してあり、息子も降りようとするときにはそれを使おうとしていたのだが、慌て者なので何らかの形で踏み外したらしい。ま、いいか・・・(^^;

・・・

昨日の日中、妻がわざわざSMSでISIS(イスラム国:私はあのような非人道的で暴力的な集団に対して「イスラム」の名を使うことを最小限にしたいので、この略称を用いる)の日本人人質事件について知らせてきた。

今まで動画で処刑を配信してきたことはあったが、殺害を警告しての身代金要求を動画にしたのは初めてではないか・・・と思ったら、どうやらそのとおりのようだ。欧米とは若干、対応に違いがあるのか。

邦人人質:身代金要求動画は初めて - 毎日新聞

「人質殺害の様子などを撮影した従来の映像では、米国など有志国連合に攻撃の中止を求めている。今回のように殺害を警告しながら、表立って政府に身代金を要求するのは初めてだ。」

人質となっている2人の日本人のうち、湯川氏はISISの敵対勢力部隊に入っており、いわば自ら戦闘に参加した人。もう一人の後藤氏はフリージャーナリストで、戦闘に加わったわけではないが自ら進んでそうした危険な地域に入っていった人だ。自己責任という言葉はあまり好きではないが、こうした状況を予測し、回避することは十分可能だったと考えられる。

人命が関わることなので、日本政府がどのような対応をすべきだとかいったことを軽々に論ずることはできない。

だが、ISISが日本人を処刑するようなことになれば、中東に多い親日的で穏健なムスリムの反発を一斉に招くことは想像に難くない。ISISはこうした脅迫がデメリットしかもたらさないことを改めて知るべきである。間違いなく、誰よりもイスラム教の神に泥を塗っているのはISISである。



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2015年1月20日火曜日

生後629日目 妻、ベビーカーごと持ち上げて・・・

いつにもまして、昨晩の息子は「遊ぼうアピール」が激しかった。私であれ妻であれ、服の裾または手を掴んではどこかに連れて行こうとする。それは廊下であったり、ゲートが設置されて一人では登れなくなった階段であったり、トイレや洗面台だったりする。

これはタイヘンですねぇ、と妻に言うと、日中は更に激しかったのよと返ってきた。なので、車で10分ほどのショッピングモールに出かけていたらしい。そして、出かけるときにはいまだにベビーカーに乗せている。十分歩けるのだが、ベビーカーに拘束していないとどこに飛んで行くかわからないからだ。真剣に迷子ヒモ(ハーネス)を考えないといけないかもしれない。

ショッピングモール内はバリアフリー化されているものの、その外側は以前の施設のなごりで、ベビーカーを持ち上げて階段を登らなくてはならない所が残っている。妻がベビーカーごと持ち上げて登っていたところ、隣では赤ちゃんを抱えて、畳んだベビーカーも持って登っているお母さんがいらっしゃったそうだ。初対面だが、「これ(階段)、しんどいわよね~」と意見の一致をみたそうだ。

そんなわけで、暴れ倒しているためまともな写真は撮れていない。この寒いのに、どんなに靴下を履かせてもすぐとってしまうし・・・

左眼の「ものもらい」は少し小さくなったような気がする。点眼薬(クラビット)は継続中。



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2015年1月19日月曜日

生後628日目 献血したら・・・/ものもらい

昨日はブログの更新をとばしてしまった。献血したら今までになく身体がだるくなってしまい、記事更新できないまま眠ってしまったから・・・

日曜の朝は10時に来客。それが終わって11時過ぎに、今日はどうしようかと妻に相談したら、「献血は?」という答えが返ってきた。妻は輸血歴があるため献血できないが、私の献血スケジュールは把握していて、先月下旬から献血が可能になっているのを知っている。

じゃあ行きましょうかと私の運転で20kmほど走って赤十字血液センターに着く。献血自体はいつものとおり。血液型を尋ねられ、あえて単に「O型です」と答えると、採血担当の看護師さんが「Rhマイナスの方ですね~」と念押しされる。これもいつものことだ。体調としては前回よりかなり良い感じで、400mlの全血献血は15分ちょっとで終了した。

献血してないのにお菓子や軽食をそこそこ食べた妻と息子を連れて、今度は40kmほど車で走って私の実家へ。

ワンコやニャンコと遊んで実家を出たあと、10kmほど走ってやっと遅めの昼食をとりにうどん屋さんに入った。そこは障害者の継続雇用をしているお店。美味しいし、安いのに量が多い。昨日の私は、500円の定食を食べきることができずに妻に食べてもらったくらいだ。思えば、このあたりから身体がしんどくなってきていた。400ml血液を抜いたあとの多めの食事(胃に血液が行く?)は、結構負担があるらしい。当たり前か。。。あと、何だかんだと100km近く運転したし。

妻の話では、手術に備えて自分の血を保存しておくような場合の「脱血」にしても、400mlだとかなりしんどいらしいということだった。通常は数日~1週間間隔で、1回は200mlくらいだそうだ。

・・・

さて、土曜日の眼科の診断の結果、息子は「ものもらい」ということだった。アレルギーではなく細菌感染なので、抗アレルギー剤(フルメトロン)から抗生物質(クラビット)に変更。日に数回点眼している。
左眼の下が腫れている
腫れてはいるが、目ヤニはそれほど出ないし、痒がることもないのでその点は助かっている。



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2015年1月17日土曜日

生後626日目 ガラス割る・・・/左瞼の腫れ悪化

息子がガラスを割った・・・

この戸を勢い良く閉めた時、その衝撃で割れたそうだ。割れたのは昨日の昼。

息子には戸を開けた時に「パッタンしといて」と言って閉めさせる。2回に1回くらいは閉めてくれるのだが、今回はその勢いが良すぎた。。。

割れた部分はうっすらとした線にしか見えないため、妻がすぐに気付かず、息子が触ってしまい右手の親指の先がちょっとだけ切れた。妻が一応ガムテープで補修したが、早急に修理する必要がある。ガラスはアクリル板か何かの割れにくい素材に替えてもらうつもり。

写真を撮れていないのだが、息子の左眼の下の瞼が・・・アカンベーをしてみると直径2mmくらいの腫れものができているのが見えた。炎症を抑える点眼(フルメトロン)をして就寝。本人は痒がっていないが、見た目にちょっと酷くなってきたので、以前患者が少なくてすぐに受診できた眼科に行こうと思う。たぶん午前中しかやっていないので朝イチで。・・・なので本日はこのへんで。



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2015年1月16日金曜日

生後625日目 突然の訪問/ローマ法王の言葉

昨日の日中、妻はどこにも外出しなかったそうだが、予告なしでリフォーム業者の社長さんが現れて焦ったそうだ。この業者さんはものすごく子供好きで、妻はお気に入り。少々リフォーム工事の内容で行き違いがあっても許してしまう(笑

生後537日目 子供好きの業者さん

社長さんが来たのは、娘の部屋の床の一部が少したわむことの相談。私達全員、リフォームが終わってから気づいたのでしかたない。社長さんは方法を検討して後日連絡してくれるそうだ。2階の娘の部屋に上がる時に、階段ゲートを見て・・・

「ほぉ、これは! どうされたんですか!」
 「階段登って、落ちるんです(T_T) しかも頻繁に」
「そうですか! 落ちたら危ないですね!」
「まあ、落ちたって言っても1・2段ですけど・・・ ともかく嬉しくて動きまわるんです。。。」
こんな会話になったそうだ。社長さんはとにかくテンションが高くて爽やかなので、妻も話しやすい。だが突然来られたので、部屋の中が散らかっていて、「見られちゃったなぁ・・・」と呟いていた。

その社長さんが帰るときにも、息子は大泣きしたらしい。ともかく「バイバイ」が大嫌い(笑

その息子、階段ゲートを設置してからというもの、私の服の裾を引っ張ってはゲートのところまで連れて行き、何かワーワーと訴えている。「ともかく コレを外せ」ということらしいが、どうせ落ちて怪我するんだから絶対ダメだ。

・・・

ローマ法王が表現の自由とテロについて、以下のように発言したらしい。

【仏紙銃撃テロ】表現の自由にも限度 ローマ法王 - 産経ニュース

 法王は、表現の自由は市民の基本的な権利であると強調。神の名によって人を殺害するのは常軌を逸しており、決して正当化できないと述べた。
 その一方で、宗教をからかう者は挑発者だと指摘。他者の信仰を侮辱したり、からかったりしてはならないと語った。
今朝のニュースでこの発言を聞いた妻も、当然だと同意していた。風刺の名を借りた侮辱は他者の心情を大きく傷つけるものであり、暴力行為と同様に戒められるべきだ。「シャルリ・エブド」が「表現の自由」の代表のような今の扱いには、大きな違和感を覚える。「私はシャルリ」と掲げている人のうち、何%が同社の風刺画を見たことがあるのだろう。私は恥ずかしくて「シャルリです」などとは言えない。

・・・

息子の左眼の下瞼の腫れ・・・若干残っているが大したことはなさそうだ。昨日外出しなかったら、就寝前にドタバタ暴れ回った。今日は子育て支援に行くかもしれない。



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2015年1月15日木曜日

生後624日目 子育てはタイヘン、だけど楽しい/脳死の女児、臓器提供

飛び込みの見積依頼と問い合わせが重なった昨日。いつもより1時間ほど遅くなりそうだと妻にSMSを送ってから残業し、1時間遅い電車に乗ってもう一度SMSを送る。
「XX:XXの電車です。バスの時間は分かりませんが、遅くともXX:XX頃には家に着きます」
すると1分後、「駅に迎えに行く」と返信があった。これは、夕食を外で済ませようということだな。

駅のロータリーで待つこと数分、チャイルドシートに息子を乗せて妻がやってきた。そのまま駅から1kmほどのセルフサービスの食堂に入る。

妻が自分の食事をとりながら息子に分けて食べさせているあいだに、私は早食いで済ませるのが習慣になっている。自分が食べ終わったら息子の世話を交代して私が食べさせる・・・のだが、ある程度食べるとお腹がいっぱいになったのか、自由にさせろと騒ぎ始めた。

というわけで妻が食べ終わるまでのあいだ、ほとんど暴れているような息子をなんとか落ち着かせようと頑張るのだが・・・全く静かにならない。その後食べ終わった妻が抱っこすると途端に落ち着くから、父ちゃんは立場がない(T_T)
「もう、父ちゃんが一生懸命してくれてるのに あんたは」
まあ、幼児にとっては 母親>>超えられない壁>>父親 なので・・・こんなもんでしょう。。。

そこから帰る道すがら、息子は光る看板や電飾を見てワーとかミャーとか言っている。
「子育てって楽しいなぁ。体力的にはタイヘンだけど
妻が運転しながら言う。
「お姉ちゃんの時とは違う?」
「全っ然違う。男の子と女の子という違いもあるだろうけど、その子によって全然違う。まあ何しろカワイイから、何か楽しい子育てしてるなぁって感じ。色々タイヘンだけど
タイヘンだけど楽しいと彼女が感じているのなら、とりあえずここまでは夫・父親として合格点だろうか。

・・・

幼稚園に入ったばかりの女の子が突然、原因不明の拡張型心筋症と診断され、心臓移植を待っていたが、ドナーが見つかる前に重い脳梗塞を起こして脳死状態となった。御両親はお子さんの臓器の提供を申し出たそうだ。

6歳未満女児脳死判定:両親の談話全文 - 毎日新聞
娘がほぼ脳死状態にあると分かった時に私たちは、心臓移植待機中のことを思い出しました。国内では臓器提供が少ない現状を強く感じておりましたので迷わず 娘の臓器を、移植待機されているお子様やそのご家族様のために提供したいと申し出ました。私たちは娘が発病してからの3カ月間、暗闇の中にいました。同じ ようなお気持ちの方に少しでも光がともせられたらと思っております。
お嬢さんの御冥福をお祈り申し上げる。

そして、尊い判断をなされた御両親の心中を察すると、胸が痛む思いだ。

ただ、談話から補助人工心臓に関する部分が移植ネットにより削除されていたようでもある。

移植ネット、両親のコメント一部削除 女児の臓器摘出 - ニュース - アピタル(医療・健康)

 《今回の娘の死によりお伝えしたいことがあります。それは小さい子に、リスクの高い一時的な簡易の機械しかつけられないという今の日本の現状です。子供用の補助人工心臓は海外では何年も前から使われているのですが、日本では使用の許可が下りておりません。

 他のお子様とご家族に同じことが起こらないためにも一刻も早く改善して頂きたいと心から願っております。

 それが、娘が命をかけて私たちに伝えたかったメッセージではないかと思っております。》
私は医療関係者ではないので、小児へ適用できる補助人工心臓にどのようなものがあるか全く知らないし、このケースにおいてどういう機器を使うのがベストであったのかもわからない。現場では技術と法律・規則のできる範囲内で最大限の努力がなされたのだろう。しかしながら、御両親のコメントにあるような状況が少しでもあるのならば、今後改善してもらいたいと思う。

・・・


超元気な息子だが、今朝起きてみると、若干右目の下瞼が腫れているようだった。妻によると少しだけ目ヤニが出ていたそうだ。痒がったりしないので、やはり様子見中。



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2015年1月12日月曜日

生後621日目 B型肝炎予防接種が定期接種化か

時期などは未定だが、B型肝炎ウィルス(HBV)の予防接種が定期接種化される見通しだ。

B型肝炎ワクチン、0歳児に予防接種…厚労省会議が提案 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

 厚生労働省の専門家会議は9日、B型肝炎ワクチンを、予防接種法に基づく定期接種化して0歳児に3回接種することが望ましいとする見解をまとめた。同省は今後、必要な財源の確保や実施時期などについて関係各省と調整する。
 B型肝炎は、B型肝炎ウイルスが原因の感染症。乳幼児期に感染すると慢性化しやすく、肝硬変や肝臓がんを発症する危険性が高まる。0歳児で感染すると、約9割が慢性化するとの報告もある。
HBV感染者率が高いアジア・アフリカ諸国や、比較的慢性化しやすいジェノタイプA型と呼ばれるHBVウィルスの割合が大きい欧米では、基本的に全員にHBVの予防接種が行われている。

我が国ではジェノタイプA型の割合が少ない。母子感染に関しては母児感染予防事業の成果で児に感染する例は激減している。しかしながら、ジェノタイプA型による水平感染(消毒が不十分な器具での医療行為、刺青、ピアス、注射器の回し打ち、口移し、性交渉・・・などによる)のリスクは残る。定期接種化により全員が接種することのメリットは大きいだろう。

ちなみに息子にはB型肝炎の予防接種は完了している。

生後587日目 予防接種(4種混合、B型肝炎、水痘、インフルエンザ)

現在は任意接種のため費用がかかり、人によっては周囲にキャリアの人が居ないなどの理由で接種しない場合もあるようだ。

・・・

昨日の息子は、ひたすら「外で遊ぼう」のアピール。私の服の裾や手を引っ張って外に行こうと誘い、ちょっとほっておくと勝手口に私と息子の靴を並べる(笑

2回ほど庭に出て遊び、その度に向かいの家の猫ちゃんを見に行ったりしたが、もうそれくらいではおさまりがつかない。結局実家に行って実家の猫と遊ばせたりして、やっと満足してもらった(笑

息子のため・・・とちょっと頑張って広い庭付きの家を買ったが、息子の活動量からするともう狭いようだ・・・



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2015年1月11日日曜日

生後620日目 人生初の植木手入れ/生命保険見直し

引越してから気になっていたことといえば、日本庭園の植木の手入れ。真冬に植木の手入れをするのはあまり良くないらしいのだが、かなり形が崩れてきていたため、比較的暖かかった昨日、伸びていた部分を少し切ってみた。
常緑針葉樹で、平べったく細長い葉をしている。ネットで調べたところ、たぶん「イヌマキ」という木だろうと・・・枝葉を切った後で分かった。木の見分けは不得手なので・・・違うかもしれない。前の所有者さんが脚立や熊手など、手入れに必要な道具を置いていってくれているので、自分で買ったのは新品の植木鋏(1000円)だけだ。その鋏で切り落とした枝葉を集めるために熊手を出していたのだが・・・
さっそく息子の玩具に。
熊手で集めた枝葉や落ち葉などは、これまた前所有者さんが置いていってくれたコンポストに投入。水分量が少ないのでこのままでは堆肥化しないと思うが、生ゴミなどと交互に投入していけばいいんじゃないかと思う。ちなみに、私の実家は長らく酪農業を営んでいたので、比較的堆肥には詳しい。

・・・

昨日入院予定だった妻のママ友・Wさんは、何とか入院手続きと入院時の診察ができたらしい。「熱は下がってないけど身体は動く」という妻へのメールの文面からして、精神力のみで無理矢理動いているものと思われるが・・・

Wさんのお嬢さんの口蓋裂の手術日は来週火曜日なのだが、月曜日が祝日で入院手続きができないため、入院受付窓口が開いている土曜日の午前中に受付を済ませ、外泊扱いにして一旦帰宅している。午後、「何とか帰った・・・」と妻にメールがあったようだ。

今回のお嬢さんの手術では、慢性中耳炎のために鼓膜にチューブを留置する「チュービング」を行うことになったそうだ。息子は全く起こさなかったが、一般的には口唇口蓋裂の乳幼児は中耳炎を起こしやすい。滲出性中耳炎と言って、耳管(中耳と咽頭をつなぐ細い管)の通りが悪いために滲出液が中耳内に溜まって炎症を起こす。

大人の場合は局所麻酔で、外来でもできるくらいの簡単なものらしいが、乳幼児の場合は動いてしまうため全身麻酔の必要がある。そのため、口唇裂や口蓋裂の手術での全身麻酔時に、ついでに実施されることが多い。

Wさんの地元の耳鼻科では以前からチュービングを勧められていたらしいが、やっとここでできるらしい。既に慢性中耳炎となっていて頻繁な耳鼻科通いが続いているので、少しでも楽になればいいと思う。

・・・

昨日は生命保険会社の外交員さんに来ていただき、死亡保障の見直しを行った。三大疾病や要介護状態の保障はそのままに、死亡時の保険金額を減額した。賃貸暮らしだと、残された家族の家賃を考えておく必要があるが、持ち家のローンで団体信用生命保険に加入した場合は、死亡時には残りのローンの支払がなくなる。つまり住居費が大きく減るので、その分死亡保障を減額し、月々の掛金を少なくできるというわけだ。

外交員さんのノートパソコンで計算を行ったところ、月額の掛金が約8000円減り、イメージ通りの金額になった。年間で約10万円の節約になるから、これは少なくない。

・・・

あと、昨日から自分で歯ブラシ持って歯磨きのマネごと。結構楽しんでいる。


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2015年1月10日土曜日

生後619日目 ママ友さん、発熱でピンチ・・・

今日は、妻のママ友Wさんのお嬢さんが口蓋裂手術のため入院する日だ。お嬢さんは息子が生後4箇月の時の口唇裂手術の時、その数日後に同じ手術を受けた。その後も受診日時を合わせたりランチをご一緒したり、年賀状のやりとりをさせていただいたりしている。Wさんの旦那さんはあまりにも育児および口唇口蓋裂の治療に非協力的なため、「戦力外」と呼ばれている・・・

生後568日目 いろんなお父さんがいます・・・

妻はWさんに激励のメールを送ろうとしていたが、日中は息子の暴れ方が激しいので途中までしか書けないでいた。昨晩の就寝前。
「明日入院だし、メール送ってももう遅いかなぁ・・・」
「大丈夫でしょ。送ったらいいよ」
しばらく息子の相手をしていると、妻ができあがったメールの文面を見せてきた。Wさんのお嬢さんの体調を気遣う内容だ。いいんじゃない、と言うと妻はそのまま送信した。

寝室で就寝の準備をしていると、返信のメールが届いたようだった。それを読んだ妻。
 「えっ」
「何々」
「○ちゃん(お嬢さん)は奇跡的に1か月間風邪ひいてないらしんだけど、『まさかの・・・私が発熱』だって」
「うおっ、そっちか・・・ それはマズイな・・・」
「『非協力的な戦力外は、準備を手伝いもせずにテレビ見てやがる。絶対熟年離婚してやる』って書いてある」
「え~、さすがにその状況で手伝わないのは良くないな。ていうか熟年までは待つんだ・・・」
「なんかねー、結婚してればWさんがそんなに働かなくても、娘さん二人育ててはいけるから・・・という、そんな感じですぐには離婚しないらしいよ」
「そ、そうですか。。。」(まあ他所のご夫婦のことに口出しはできんしなぁ)
熟年離婚の件はともかく、仮にWさんがインフルエンザにでも罹っていたら、まちがいなく手術と入院に付添うことはできない。元々11月の予定で一度延期された手術を再度延期するか、Wさん以外の誰かが付添う必要がある。ちなみにWさんの実家のお母さんはもう一人のお子さんを預かることになっている。義理のお母さんが付き添いに同行・サポートすることになっているが、高齢なのでWさんに代わって、あの口蓋裂手術後のハードな状況で付き添いを行う体力があるとは・・・あまり思えない。

となると、ここは御主人が戦力外の汚名を返上して頑張るしかないと思うのだが・・・

妻がメールに返信すると、すぐに返事が返ってきた。
「フラフラになりながら何とか入院の荷物の準備だけはできたらしい・・・」
「ということはホントに戦力外さんは何も手伝ってないのか」
「考えられん(怒」
「・・・まあ、もうしょうがないから・・・。『私達にできることがあったら何でも言ってください。近いので病院にはすぐ行けるから』とか返しといてください」
そうすると、またすぐにメールが返ってきた。
「『そういえば家買ったの、おめでとう』って。で、『どうにもならなくなったら力を貸してもらうかも』だって。明日、何とか入院手続きできるかしら・・・」
「まあ私達が心配してもしょうがない。伝えるべきことは伝えてるし。明日にはWさんの熱が下がってるかもしれない。寝ましょう」
そして夜が明けたわけだが、Wさんの体調はどうなっているだろう。何らか妻に連絡があるだろうが。

・・・

西松屋さんで妻が購入した「キャビネットロック」は、夕食後に私が設置。本来は観音開きの扉に設置するものだが、引き出しにも強引に設置した・・・。不便だが、しょうがない。

今日は、ずっと契約している生命保険会社の外交員さんと保障の見直しについて話をする予定。ローン契約時に団体信用生命保険に加入したため、死亡時にはローンの支払の必要がなくなる。その場合、賃貸と違って住居費がかからなくなるので、その分死亡保険金を下げることができ、掛け金も減額できるはずだ。




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2015年1月9日金曜日

生後618日目 ヤンチャ加速中/お姉ちゃんの奨学金更新手続き

年が明けてからというもの、息子のヤンチャぶりが加速してきている。昨日の帰宅時にも、キッチンの扉と引き出しを開けて中の物を全て取り出して遊んでいた。妻が呆れ顔をして言う・・・
「今日は、20回くらい片付けたわ」
新居のキッチンはアパートのそれと比べて収納が3倍くらいあるのはいいのだが、息子にしてみるとイタズラのネタがそれだけ多いということだ。妻は休日を待たずに、今日すぐ扉をロックできるものを西松屋さんあたりに買いに行くと言っていた。ちなみに西松屋さんは車で2~3分のところにある。それならもっと早く行っとけと言われそうだが(^^;

それから、階段のすべり止めも早急に設置したほうがよさそうだ。中古住宅なので階段の板が磨かれて滑りやすくなっており、実際に妻が少し足を滑らせそうになったと聞いた。段数を数えてホームセンターとかで滑り止めを買おう。

それから、昨日は以前から古着を頂いたりしてお世話になっているOさんが、また少し大きめの古着を下さったそうだ。新居の全部屋を見ていただいて、「広い庭もあるし、いいお家じゃないの」と言っていただいたらしい。昨日の妻は少し疲れ気味だったが、Oさんとお話ができてちょっとだけ元気になったそうだ。

息子の最新の芸、「プニプニ」。もうちょっとしっかり摘んでいることもあるのだが、何しろ動きが早くてまともな写真がなかなか撮れない。妻によると、お姉ちゃんが帰省中に、息子のほっぺたを摘んで「プニプニ~」とやっていて、どうやらそれで覚えたらしい、とのこと。

そのお姉ちゃんだが、またまた電話がかかってきた。奨学金の更新手続きで、経済状況などの入力項目が山のようにあって、それを聞くためだ。

「まず一昨年12月からの仕送り総額を入力しないといけません」
「とはいえ去年の4月から・・・だから・・・万円くらい」
「そのうち入学金と授業料」
「ざっくり・・・万円くらいだけど、大学のサイトに載ってるでしょ」
「あと家賃、光熱費、水道代」
「家賃が・・・万円、オール電化だから電気代は月に6000円くらい、水道代は固定で2500円くらい・・・って、こっちに明細が来てるのはわかるけど」
「あと通信費」
「ネットが3000円くらいで、ケータイ+スマホで4000円くらいかな」
「あと、食費とか、文房具代」
「知らんがな」
「だよね・・・」
奨学金の更新手続きに、これほど恐ろしく細かい入力項目が存在するとは知らなかった。上記の他にもアルバイト代や私の年間所得額などももちろんある。来年のために、今から出納帳を娘に付けさせたほうが良いような気がしてきた。



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2015年1月8日木曜日

生後617日目 形成受診の結果/御出産のコメント

昨日の形成外科受診の話を妻に聞いた。まず、新居から病院までは朝9時頃の道路が混雑した時間帯でも、約15分で病院に行けたそうだ。

形成外科の待合では、再来週に口蓋裂の手術で入院する予定の男の子とその双子のお兄ちゃんを連れて、妻のママ友のUさんが術前検査に来られていた。今まで3回ほどランチをご一緒させていただいている。

生後585日目 焼肉店でランチ会

先に息子が診察に呼ばれる。瞼の腫れの件以外は特に変わったことはない。Dr.が前回の受診と同じように「あれ? 下の歯どうしたの?」と聞くので、前回同様「昨年の夏に折っちゃったんです」と答えたそうだ。まあ、症例が多いから覚えていなくても無理は無い。

そして前回と同様に、飲食物が鼻から出ることがあるかと聞かれたので、これもまた同様に「出ることがあります」と答えた妻。これは、口蓋裂の手術の後でも顎裂の付近は開いたままになっているからなのだが、今回はその理由についてちょっと説明を求めたそうだ。
「口蓋裂の手術の最大の目的は、口蓋の後方部分をしっかり形成することにあります。顎裂の付近の前の部分を閉じるとその部分の成長に影響が出る可能性があるのです」
という説明を受けたそうだ。私に妻が一言。
「・・・だからそういうのは、手術の時に説明してよってかんじよね」
ごもっとも(^^;;

形成のDr.の専門外だが、瞼の腫れについても聞いてみたそうだ。Dr.によると
マイボーム腺が少しだけ腫れてるのかなぁ。う~ん、専門外だから何とも・・・だけど、痛がったり痒がったりしてないなら様子見るだけでいいと思いますよ」
とのことだったので眼科の受診はしなかったそうだ。私もそれでいいと思う。

息子の診察の後でUさんのお子さんの番だったそうで、Uさんには非常に細かく説明がされたそうだ。妻が突っ込んで聞いた直後だったからだろう(笑

Uさんのお子さんは術前検査のため、採血も行った。妻も(暇なので)付き合ったそうだ。普段、予防接種の注射でも泣かないお子さんだそうなのだが、採血は違うようで乳幼児の採血用個室から大泣きする声が待合に聞こえてきたそうだ。
「Uさん、お子さんが注射とかで泣くのに慣れてないから、すっごい辛そうだった・・・。あたしはもう色々慣れちゃってて、『あ~、泣いてる泣いてる』って軽いノリだったんだけど、不謹慎だったかなぁ」
ま、そこらへんは人それぞれだ。

Uさんのお子さんの術前検査が終わってバイバイしたあと、妻は時間つぶしのため病院内のカフェへ。一旦帰宅すると余計な駐車料金を支払わなくてはならないため、妻のお母さんが来るまで病院内で待つ作戦にしたそうだ。

妻のお母さんの下肢静脈瘤の手術は今月末になった。息子が通う病院の血管外科にて、レーザー焼灼手術で、局所麻酔。一応、1泊2日だが入院するらしい。

・・・
血管外科の待合は60代以上の人が大半。そこに一人だけ1歳8箇月の息子。おじさん、おばさん、おじいちゃん、おばあちゃんから「かわいいわね~」と声をかけてもらったらしい。まあ、血管外科だけに、患者さんの多くは心筋梗塞とか下肢静脈瘤の、高齢者が多い。若い看護師さんも小さい子を見るのが久しぶりで感覚が鈍っているらしく、「1歳ちょうどくらい?」と聞いてきたそうだ。こんなデカイ1歳ちょうどは、まずいない(笑

・・・

日曜日の記事に嬉しいコメントを頂いた。
お久しぶりです。以前妊娠36週でコメントさせていただきました妊娠です。
無事に元気な男の子を出産いたしました!口唇顎裂と診断されました。
妊娠中のクラッパさんのコメントには大変助けてもらいました。ありがとうございます。
疾患があっても、我が子は本当愛おしく、大切な存在です
たまには落ち込み、申し訳なく思い、本当にきれいに治るのか不安になりますが、疾患と向き合い笑顔でいることで息子には真っ直ぐ明るい子に成長してもらいたいと思います!
主人はあまり協力的ではありませんが、息子と頑張って行きたいと思います。来月には口唇裂の手術です。不安ではありますが、楽しみです。

以前のコメント
こんにちは。妊娠36週です。
お腹の赤ちゃんは出生前診断で口唇裂の診断を受けました。
初めて耳にする言葉にショックを受けると共に不安におそわれました。
色々調べているとこちらにたどり着きました。だんだんと前向きに考えられるようになりました。
まず、元気な男の子を御出産されたことを御祝い申し上げます。

胎児診断の結果を得て、産前の不安な気持ちと、無事な出産後の率直なお気持ちをコメントとして残してくださり、ほんとうに有難いと思う。これがどれほど、胎児に口唇口蓋裂があると告げられたお母さんの励みになるか、はかりしれない。来月の手術をしっかり乗り切っていただきたいと思う。



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