2014年11月27日木曜日

生後575日目 東京オーブン・プチにて


「東京納品ツアー」一日目の昨日。納品作業そのものは午前中に終わり、空いた午後の時間を利用してエンドユーザー様と今後の機能追加や改善について話し合いをさせて頂いた。IT業界はこうして他業種の方のお話をうかがう機会が多くある。昨日も新しいサービスのヒントになるお話がいくつかあった。

午後3時過ぎにはその打ち合わせも終わり、フリータイム!というところだったが、あいにくのひどい風雨。さっさとホテルにチェックインしたところで午後4時過ぎ。急遽お会いする事になった東京のSさんとお会いするまで約一時間。ちょっと休憩してから外に出ると雨は小降りになっていた。

Sさんに連れて行って頂いたのは「東京オーブン プチ」というお店。Sさんのお知り合いが経営されているそうだ。創作イタリアンのお店は私の地元にもあるが、出される料理もスタッフの対応も「こなれている」印象だ。



今回Sさんとは3時間以上、様々なお話をさせて頂いた。中には、今は公開できない話もあるが、それは置いといて、多くは息子の話、そして子供に対する父親のあり方の話題であった。

Sさんの息子さんはフランスにおられ、あちらで結婚されてすでに小さなお子さん(Sさんにとってのお孫さん)もおられる。また、最近Sさんの周辺でも小さなお子さんがポンポンと(笑)生まれ、どの子のお父さんも子どもを溺愛しているそうだ(その中に私も入ってる…かな)。

Sさんは拙ブログを読んでくださっているのだが、やはり驚かれるのは「戦力外」お父さんの多さだ。二人ともこういう子育てに関わらない父親のことが理解できないので、どうしたら意識がかわるのか?ということの具体的な答えは出なかった(^^;)

その他興味深い話としては、顎の骨の移植についての新技術。なんと3Dプリンターで骨の形に成形したリン酸カルシウム(だったかな?)をそのまま移植する方法がそろそろ保険適応になるとか? あと5~6年後には私の息子も上顎への骨移植を受けるが、その時には一般的になっているかもしれない。小児への応用には成長とか難しい部分もあるかもしれないが、腰の骨から取らない分本人の負担が少ない。注目していきたい。

昨晩ばかりはダイエットのことは忘れて、美味しい料理をご馳走になった。私にとって近年にないくらい充実した楽しい時間を過ごさせていただいた。

さあ、今日は納品ツアー2日目。早く帰れるように頑張るぞ!


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2014年11月26日水曜日

生後574日目 東京出張の楽しみと、甘味料

始発の新幹線で東京出張なので、既に電車に乗っている。2日連続納品なので宿泊せざるをえず、丸一日以上息子の顔を見ないのは久しぶりというか初めてかもしれない。

そんなわけで普段はあまり気乗りしない東京出張だが、今回は楽しみもある。以前からお世話になっている東京の方からお食事にお誘い頂いたからだ。仕事が順調に終わりさえすれば、夕方からゆっくりできる。俄然やる気が出るというものだ。

・・・

さて、息子のヨーグルトの大量消費につき、プレーンヨーグルトの大きなカップに切り替えた訳だが、妻は砂糖を沢山加える事に抵抗を感じていた。1カップあたり大さじで2杯は少なくない量だ。そのカップを2つ食べる事が多い。他の食事もとるし、かなりカロリーオーバーになる。

その心配を聞いたときに、甘味料を提案したところ、妻はさっそくラカントという、果実由来の甘味料を買ってきていた。砂糖と同じ分量で使えて、ゼロカロリーだそうだ。

最近カロリーオーバー気味の息子だが、案の定、体重が11.9kgと手術前と比べて500g増えていた。抱っこしてても腕が痺れるほど重たい。

新幹線車中より、メールにて。




2014年11月25日火曜日

生後573日目 弾丸ランチとCo-op共済

昨日のランチ会。海にかかった橋を使うと、ゆっくり走っても50分もあれば目的地に着く・・・のだが、遅れてはいけないだろうと余裕を持って出発したため、案の定、約束の30分ほど前に着いてしまった。良い天気で暖かく、誰も居ない駐車場に息子をリリース。車道に近づかないようにだけ気をつけて・・・
15分ほど遊ばせていると、ママ友さんの家族現る。開店時間までまだ少し時間があったので、さっそく走り回る。
何しろ双子ちゃんだから、普段でも公園に遊ばせに行く・・・ということからして難しいそうだ。

今度口蓋裂の手術を受けるのは、双子の弟くんのほう。
この写真だと右側の青い服の子だ。赤い服のお兄ちゃんはおっとりタイプだが、弟くんはガンガン攻めるタイプ。月齢と体格で上回る息子と遊んでいても遜色ない動きっぷり。
ママ友さんが気になるのは、やはり術後の経過。
「口蓋裂のほうが大変ですか?」
「うん。たぶん、ウチはね・・・。口唇の時と違って暴れるし」
と妻が答える。ここのところはお子さんの状態や医療機関によって様々だが、口唇と同じくらいのしんどさは覚悟しておいたほうがいいだろう。

とはいえ、弟くんの口蓋裂はかなり狭い。そのおかげでホッツ床なしだった(鼻も高かったのでNAM(鼻ステント)の必要もなかった)。もしかしたらプッシュバック法のように大きく粘膜・骨膜を切開する必要はないかもしれない。そうなると、比較的早く退院できる可能性がある。

ドリンクバー・サラダバーのところでご主人と私の二人になった。
「今度はお休み取れそうですか?」
「はい」
「2日くらい?」
「そうですね。大丈夫だと思います」
木曜日入院で金曜日手術なら、山場は金曜日の夜から土曜日の朝にかけての時間帯だ。木・金と休みを使うのが良いのだろう。

2時間と少しくらいおしゃべりして、私達はまた橋をわたって自宅に戻った。すると、妻の携帯に知らない番号からの着信があった。

・・・

着信番号をネットで調べると、Co-opの事務所の番号。口蓋裂の手術時期を伝えていたので、共済の担当者から連絡が入ったのだ。折り返し電話して、これから事務所に行く旨を伝える。こういうのは片付けられる時にやっておくことだ。

以前は加入条件が緩やかなJ1900というコースを勧められたのだが、掛け金に対して保障内容がJ1000コースと比べると見劣りする。口蓋裂手術が終わり、今後3年間は手術の予定がない状態になったので、条件付加入制度を利用して加入することにした。条件付加入制度とは、口唇口蓋裂をはじめ、特定の疾患については、加入後年数によって、その疾患に因る入院などに対する保障内容を低減するという条件を承諾した上で加入できる制度だ。しかし、加入後3年を経れば、息子の場合なら口唇口蓋裂絡みの入院・手術であっても保障される。

今回は、月額170円で付帯できる個人賠償責任保険も付けた。トータルで月額1,170円。これを契約者を妻にして契約。これは妻が働きだした時に生命保険料等の控除を受けられるようにするため。私の枠はとっくの昔に一杯なので。

これで不意の怪我や病気で手術や入院ということになってもある程度の保障がされる。乳幼児の医療費は無料になるとはいえ、付添人の食費などの諸々の費用は結構な負担になる。先天性疾患があっても加入できる保険はありがたいものだと思う。



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2014年11月24日月曜日

生後572日目 橋を渡って弾丸ランチ

今日は橋を渡って行ける隣県(^^)に妻のママ友とランチ会。ほとんど高速道路で70kmくらいなので、11時の約束の時間に間に合わすには10時頃に出ればいい。高速道路に乗る前にお土産を買って行くにしても9時過ぎに出れば十分だろう。

今日ランチ会の予定を入れたので、昨日は私の実家のお墓参り。
お天気が良くて暑くも寒くもなく、この時期だと藪蚊もいないので小さな子供連れだと助かる。

息子のヨーグルト大量消費は続き、昨晩などは400gをイッキ食いするなど。白ご飯をそのまま食べられるようになるまで、当分続きそうだ。

・・・

Yahoo!知恵袋にこんな質問。

生後2カ月になる娘をもつものです。娘は口唇口蓋裂という疾患を持って生まれて...

同じ県で、たぶん同じ病院と思うので回答してみた(古い順で3番目)。

それでは、そろそろ出発準備。いい天気だし楽しみだ。



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2014年11月23日日曜日

生後571日目 急遽、ランチ会決定。明日(^^;

12月になると引越の単価が上がると思っていたのだが、妻が電話で聞いた所によると以前の見積金額と同じにするという。ホントかな? と思いつつ、昨日の10時に引越業者の営業さんの話を聞いた。すると、やっぱり12月は閑散期に較べて2割くらい高くなるそうだ。下手に期待をもたせた分、妻の機嫌が悪い(ーー;;; まあでもしょうがない。約1箇月後に引越だ。

・・・

最近の土曜日のお昼は、焼肉チェーン店のお得なランチを食べるのが習慣になっている。 妻はハラミとホルモンが大好きなので、じゃんじゃん焼いて妻の皿に載せていく。私はずっとダイエット中なので控えめに。

食事を終えて、駐車場でエンジンを始動しようとした時

「ちょっと待って~。Uさんに電話してみるから」
「ほう」
「この休み中に会えるかな~と思って」
「うん、いいんじゃない? 運転はいつでも全然へっちゃら」
Uさんは、橋を渡って行ける隣県のママ友で、1年2箇月前にランチ会で口唇裂手術のことなどについてお話させていただいた。

生後164日目 弾丸ランチへ!
生後164日目(2) 弾丸ランチ、3時間

その後形成外科の受診でも(偶然)お会いさせて頂いているが、お子さんの口蓋裂手術があと2箇月くらいになり、またお話をさせていただこうということだ。あまり手術が近い時期にお会いして風邪をうつすようなことがあってはいけないので、手術1箇月以上前の方がいい。

Uさんへ電話の結果、夜に折り返し連絡を頂けることになった。

・・・

退院してからというもの、息子のヨーグルトの消費量がすごい。午前中に400gを完食。午後も(昼食を食べているにも関わらず)さらに400gを完食した。まさか1日に400gを2個食べるとは思わなかったので、急遽買い出しだ。

これだけ買っても3日もたないと思われるが・・・。

・・・

急なことだが、Uさんとのランチは明日になった。橋を渡って車で1時間ほど。昨年と同じ店。私達にとっても良い気分転換になるだろう。今日は何かお土産を準備しようかと思う。
退院してからの数日で急に重たくなったような気がする息子。昨日は眠ってしまったのでお風呂に入れておらず、体重不明。



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2014年11月22日土曜日

生後570日目 大阪での3歳女児虐待死

帰宅した時に玄関先にゴミが出してあって、その中に昨日買ったばかりの400gのヨーグルトの容器が見えた。
「ただいま~。ヨーグルトの大きい容器もう食べたの?」
「それ以上。足りないから小さいカップのも食べてるの」
「ホントですか・・・」
さらにこのあと、フォローアップミルクを250ml。パン粥、さらにヨーグルト。これだけ食べてやっと落ち着くという有り様。
「なんだかねぇ、日中もず~っと、何か食べさせてるわ」
息子の腹は、見た目にもパンパンだ。口蓋裂の手術前に食べていたスナック菓子とかはまだ禁止なので、延々と同じようなものを食べている。
「大阪で3歳の女の子が虐待で亡くなった事件があったでしょ」
突然の話題転換(^^; 確か両親は20歳前後で、衰弱死した子の胃の中からはアルミホイルやロウソクが出てきたという・・・
「可哀想なのよ。連れ子みたいな感じなんだけど、あの夫婦のあいだには1歳の息子がいて、そっちばっかり溺愛してたらしいの」
「そういうことか・・・。でもさあ、3歳の女の子って言ったらよそ様の子でもめっちゃカワイイじゃん。血が繋がってなくても一緒に暮らしてたら、頼まれなくても可愛がるけどなぁ」
「普通はねぇ」
「1歳の子も可哀想だよね・・・。両親はたぶん刑務所行き」
亡くなった女の子が虐待されていた様子は、近所の人が何度となく目撃しているようだ。警察や児童相談所に通報されたという報道がないが、通報されていて放置していたのならそういうニュースが流れるだろうから、現状では警察や児童相談所は把握していなかったと考えられ、そこがなんとも悔やまれる。虐待が疑われるケースがあれば、たとえ確証がなくても児童相談所などへ通報すべきだ。今回のように(おそらく)何もしなくて子供が亡くなったら、私だったらずっと後悔することになる。そう思って探していたらこんな記事があった。


 異変は付近の住民らも感じていたという。府警によると、昨年秋ごろ、紗弥音ちゃんが自宅アパートのベランダの手すりに、手首を粘着テープでくくりつけられているのを目撃されていた。
 今年2月には、薄手の長袖シャツ1枚を着た紗弥音ちゃんが裸足でアパートの外を歩いていた。他にも、泣き叫ぶ声を聞いていた住民がいたという。
 同じアパートの40代の住人女性によると、昨年末の夕方、紗弥音ちゃんが自宅の前で「お母さんどこ?」と大声で泣き叫んでいた。この時も裸足だった。声を掛けたが、紗弥音ちゃんは無言でうつむくだけだったという。
 紗弥音ちゃんの異変について児童相談所や警察に通報した住民はいなかったとみられる。女性は取材に「もちろん気にはなっていたが、通報したら仕返しされると思って怖かった」と悔やんだ。
亡くなった子から見れば近所の住人も、この酷い親と同じだろう。最低限、この状況なら通報する勇気・・・というか常識を持っていたい。

・・・

昨日の遊びは単純に追いかけっこ。四つん這いで追いかけるとキャッキャ言いながら逃げて、寝室の布団へダイブ。顔から突っ込むのでちょっと心配(^^;;;
体重は11.5kg。



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2014年11月21日金曜日

生後569日目 退院後の食事

いつも帰りの電車に乗ったら妻宛にSMSを送って帰るのを知らせるのだが、昨日は忘れてしまい、自宅まで100mになってから思い出した。疲れてるのかなぁ(^^;;

「あらまあ気付かなかったわ」と言いながら夕食の準備を始める妻に、忘れてました、と謝りながら、息子の相手を代わる。とりあえず「いないいないばあ」という絵本で読み聞かせ。


これの中にネズミが出てくるのだが、最近の息子はこのネズミが大好きで、見ると笑ってくれる。まだあまり言葉が出てこない息子だが、今は耳と目から言葉をインプットしていくのが重要。「くまさん」「きつねさん」「ネズミさん」「絵本」「お顔」・・・。

息子の夕食はパン粥。だがあまり食べない。基本的に普通の御飯やパンをそのまま食べるが好きだったのだが、どちらも上顎にひっついたりするので退院後も禁止されている。少なくとも再来週の水曜の受診までは。

夕食が終わり、妻に聞いてみる。
「買い物行かなきゃいけないんじゃない? ヨーグルト無いでしょ」
 「そうなのよ。最後の4個、日中に食べきっちゃったから。あと、その単語(ヨーグルト)を聞くと大騒ぎになるわよ」
というわけで、近所の24時間のディスカウントスーパーに出かける。

写真の抑制筒には新幹線の形のマジックテープカバーが付いているが、これは看護実習で付いた学生さんが個人的に作ってきてくれたものだ。看護学生さんのお母様も妹弟さんも看護・福祉の道に進まれているそうだ。頑張ってもらいたい。

食材を選ぶ妻に今後の食事について確認。
「退院時に食事の指導はあったんだよね」
「うん。基本的には病院で出てたような食事。全粥と潰したようなおかず。パンとかご飯は上顎にひっつくから禁止。口の中見たら、骨が見えてるもんね。そりゃあダメだと思ったわ」
硬口蓋裂・顎裂も伴う息子の場合、上顎の粘膜と骨膜を剥離して後方に引っ張って縫合する「プッシュバック法」という術式がとられた。骨膜と粘膜が完全に再生するまでは、上顎に引っ付かないようなもので、柔らかい食事をとらせなくてはならない。

ヨーグルトが置いてある売り場に行くと、いつもの4個パックが4つしか無い。
「3日もたないわ・・・」
「じゃあさ、この400gのやつにしたら? プレーンだから甘味つけるのがちょっと面倒だけど」
「4個パックは1個70g・・・、ほとんど同じ値段だからこっちのほうがお得ね」
おそらく400gくらいは1日で消費する(^^;; 400gのものを2個買って、これで4~5日はいけるはず。ヨーグルト係数の高い我が家。

帰宅して入院中の話になり、同室のママさんにこんな質問をされたという。
「どうして旦那さん、いつもあんなに早い時間に病院に来れるの?」
ほうほう(^^) もちろん妻と息子への愛あればこそだが(笑、妻の答えは
「あぁあれ? 40代になると朝早よから目が覚めるんよ♡」
確かに、最近は休日でも5時に目が覚めるなぁ。



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2014年11月20日木曜日

生後568日目 いろんなお父さんがいます・・・

昨日の朝は車で病院に行き、夕方まで駐車場に停めておいた。退院日は駐車料金が無料になるのでこうしたことができる。

日中は何も連絡がなかったので、予定どおり電車で最寄りの駅まで行き、小児病棟に上がるエレベータに乗る。玄関でカートを持って行こうかと思ったが、妻のことだから準備しているような気がしてやめておいた。

小児病棟に上がると、ロビーにいきなり妻と息子がいた。口唇口蓋裂で、鼻の修正手術をした5歳の女の子と何やら楽しそうに話している。息子はカートの荷台の上に座っている。妻がカートを持ってきて準備しているだろうという予想は半分当たって半分外れた。

「お鼻の手術痛くなかった?」
「痛くなかったよ。目が覚めたら全部終わってたから、へーき」
「えらいわねぇ・・・。こんど小学校でしょ? ランドセルはもう買ってもらったの?」
「うん」
「何色かな? えっと、ピンク?」
「ううん」
「水色?」
「えっとね、茶色」
「わ、かっこいい。シックね」
「シックって何?」
「・・・えっと・・・」
私が横から
「落ち着いた、みたいな」
ロビーでお父さんが買い物して帰ってくるのを一人で待っていたその女の子は、本当に可愛いし、発音もしっかりして、まるで普通。ご両親がしっかり治療と子育てをしてきたことが窺われる。

やがて戻ってきたお父さんに、妻が鼻の修正手術の時期を聞いていた。だいたい小学校入学前の秋が多いらしい。

病室に荷物を取りに行くと、軟口蓋裂の女の子はすでに退院していた。経過順調で4時か5時くらいに帰ったよ、と妻。同室のあと2組の方にも挨拶して、私達も退院した。

・・・

病院の近くで食事をとったあと、車の中で色々と話しをしたが、一番気になったのは直前に熱が出て手術延期になった妻のママ友のお子さんのことだ。昨日受診に来ておられた。
「手術は来年1月中旬だって(>_<)」
「うわ、2か月もある」
「何とか年内になりませんかとお願いしたらしいんだけど、全く空きがありませんと」
「1歳8箇月になってるよね。今でも発達早いから、その頃に手術となると、さらに手に負えないかもよ」
「うん。。。更に、1月はあの戦力外さん(※)も入院するらしいの」 ※旦那さん。
「え? あ~、糖尿病がらみ?」
「そう。自己管理ができてなくて透析一歩手前らしいの。で、ヘタすると1箇月入院」
「まじかぁ。。。戦力外ならまだしも足を引っ張っちゃいかんよな・・・」
「でも、毎度占い師に何歳まで生きるか聴くんだけど、いっつも83までって言われるらしいよ」
「病気持ちながら長生きするんだ・・・(^^;;;」
家庭の事情も人それぞれ・・・

時間が少し遅くなったが、久しぶりに息子を家のお風呂に入れることができた。二重あごがなくなったので体重は減っているかと思ったが、夕食を大量に食べていたため11.5kgだった。




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2014年11月19日水曜日

生後567日目 口蓋裂手術後8日目 退院日

口蓋裂手術について独立したページにまとめ始めたところだ。まだ全然書けていないが、少しずつ内容を足していこうと思う。

昨日は朝だけ病院に立ち寄った。ベッドサイドに座ってタブレットのワンセグ機能でニュースを見ていた妻に夜間の話を聞く。
「昨日の晩、でんぐり返しができるようになったよ」
「この(狭い)ベッドの上で? まじか」
「でんぐり返しできたらね、『してやったり』みたいな顔でニヤ~っとするの♡」
それっぽい動きは確かにしてたなぁ。

点滴のルートが外れてできるようになったのだろうか。抑制筒は付いていたはずだが・・・
「寝るまで、この(ベッドの)上でゴロンゴロンゴロンゴロン・・・」
「楽しいんだろうねぇ・・・」
「○○ちゃんのお母さん(同室)が見て、『すごーい』って。『私も初めて見た』って言ったわ」
私も見たかったが・・・

・・・

会社に出勤し、午後からは客先での作業。ニュースをチェックする暇はなかった。そこに妻からのSMS。何か緊急か? お客さんに断ってチェックすると・・・
「高倉健さん(83) 悪性リンパ腫で亡くなったんだって」
ホントですか・・・。お客さんに聞くと・・・
「ネット上は「高倉健」で埋め尽くされてますよ」
客先から帰り、定時後。隣席の同僚女性がまだ作業していたので・・・
「高倉健さん亡くなったねぇ」
「そうですよ。。。(T_T) 私、「ケン」ていう名前の俳優が大好きなんで。。。」
「あ~。緒形拳さんとか」
「好きでしたねぇ。あと渡辺謙、松平健・・・」
「ネプチューンのホリケン」
「俳優じゃないです(#・∀・) 嫌いじゃないけど」
そんな軽口を叩きながら、初めてネットのニュースを見る。10日には亡くなっていたのか。事務所の発表には、こんな言葉が添えられていた。
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」
元になったのは大無量寿経の一節。
「我行精進 忍終不悔」
「私は一生努力を重ね 忍耐をし続けたとしても後悔することはない」というような意味だ。高倉健さんらしい。

・・・

予想どおり業務がたてこんでいて病院の面会時間に間に合わなかったので、夕方は病院に立ち寄らなかった。電話で確認しても特に変わったことはないというので、今日の退院だろう。

なので今日は車で病院まで行って駐車場に置き、会社までは電車で行く。私の仕事が終わるまで妻と息子には待ってもらって、そこから帰ることになる。

今日は妻のママ友が受診に来ることになっているので、待っているあいだゆっくりと話をしてもらえばいい。



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2014年11月18日火曜日

生後566日目 口蓋裂手術後7日目

昨日の朝。病室に行くとまだ息子は眠っていて、その時はまだ点滴が残っていた。まだ7時過ぎ。眠っている他の子達も起こさないように部屋の外に出て様子を聞く。

妻とあと2人のお母さん達はその前の晩からぐっと仲良くなり、軟口蓋裂の女の子と息子が一緒に、息子のベッドの上でタブレットの番組を見たりプレイルームで遊んだり。もう一人の生後7箇月の男の子は尿路感染症による入院だそうだ。息子も一度だけだが上部尿路感染症で入院したので、その時のことが思い出される。

3人は消灯時間までペチャクチャ喋っていたそうだ。

そんな話を聞きながら私は出勤。

お昼前には妻からSMSで退院の見通しについて連絡があった。たぶん水曜日。息子はもう点滴のルートも取れて活動量MAXだとか。

さらに、矯正歯科のDr.がわざわざ息子の病室までお見舞いに来てくださったそうだ。先日の型取りでいったん矯正歯科通いはお休みになっている。昨日は専門外来での診察のために来ておられたので、その前に足を運んでくださったのだ。

「よく頑張ったねー」
そう息子に話しかけてくださったという。本当に嬉しい。

・・・

夕方の面会時間ぎりぎりに病院に行くと、プレイルームで息子と軟口蓋裂の女の子が一緒に遊んでいた。息子はルートが取れて抑制筒のみ。女の子もルートは残っているが点滴は外れている。

病室では、息子とその女の子のベッドの周りのカーテンは開かれ、お互いの様子がわかるようになっている。女の子はすでにスプーンを使ってお粥を一人で食べられるようになっており、それを見た妻が感動していた。
「○○ちゃん、すごーい。この子が1箇月でできるようになるとは思えないわ(^^;;」
まあ、手づかみ食べとかさせてないからなぁ。

4人部屋には、昨日から3箇月くらいの女の子が両親に付き添われて入院している。カーテンを閉めていてそれまで話しかけられなかったが、そこは我が妻。ちょっとした機会を得て、さっそく声をかける。
「ウチの息子、手術後からイビキがすごくって、夜うるさいと思うの。ごめんなさいね」
まず謝っとく。基本技だ。
「ところで、明日は口唇の手術(オペ)? 両側? 息子も一年前に受けたのよ・・・」
私もちょっと参加。丸々として可愛い女の子。口唇テープが懐かしい。手術直後の状態や授乳のことなど、スマホの写真などを見せてあげながら少しお話をした。

これで少し、お互いに話しかけやすくなっただろう。

・・・

帰り際、ロビーで少し息子と遊ぶ。
今日は業務上忙しくて、朝は立ち寄れるが、夕方は無理だろう。問題なければ退院は明日だ。


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2014年11月17日月曜日

生後565日目 口蓋裂手術後6日目 オススメの準備物

点滴が外れるものと期待していた昨日。Dr.の判断で1日延ばされて今日の朝までとなった。本調子に近づきつつある息子の活動で、点滴のチューブはすぐにグルグル巻きになってしまう。。。

まあそれでも、熱も平熱になっているので良かった。

今回の入院で、息子の入院自体は5回目(^^;; であり、準備物は完璧だと思っていたが、実際には想定外がちょこちょこ在った。

例えばタオルやスタイの枚数。それぞれ妻が大量に用意していたが、予想以上に大量のヨダレが出るため、私が持ち帰って洗濯する回数が多い。遠方から来られている方の場合そういうわけにもいかないだろうから、もっと大量に用意するか、病院のランドリーを利用することになるだろう。

それから、10インチのタブレットはものすごく役に立った。当初、部屋の有料テレビでも見せようと思って持って行ってなかったのだが、部屋のテレビは・・・
  • 有料なのが地味に痛い
  • 位置を変えられないので幼児が見やすいように調節できない
  • 近くの位置にできないので音声が大きくなりがち
  • 当たり前だが、テレビとしてしか使えない
という欠点がある。 その点大きめのタブレット(ワンセグ対応)であれば料金は気にならないし、クレードルがあれば置く場所は自由。幼児向けアプリや前面カメラを起動しておけばオモチャにもなる。

同室のお母さん方にも、「ウチも買いたい~」と言われるくらいタブレットは羨ましがられている。最新スペックのものは必要ないので、中古ショップやネットオークションなどでそこそこのものを入手すればいい。幼児の入院にはもはや必須のアイテムと呼べるだろう。

さて、私は今日から仕事を再開。火曜日以後、今週のどこかで退院できると思うが、それまで出退勤の途中に病院に寄る生活が続きそうだ。



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2014年11月16日日曜日

生後564日目 口蓋裂手術後5日目(2)

今朝はまだ点滴がとれていなかった。昨晩の時点でよく眠っていたので、起こすこともないだろう、ということだったらしい。

その後Dr.がやってきて、点滴は明日までと言われた。ちょっと鬱陶しいが仕方ない。

生後564日目 口蓋裂手術後5日目

今回の入院では予想が外れることばかりだ。術後2日目で相当元気だったから3日目はもっと元気?と思ったら発熱し、翌日の4日目はグッタリだろうと思ったらすっかり回復してる・・・とか。妻にしても、昨日の朝は疲労困憊だろうと思っていた。前日眠っていないと言っていたし、同室には手術したばかりの1歳7箇月の子が居て、安眠できるような状態ではなかったはずだが・・・
「入院以来、というくらい、めっちゃよく眠れた♡」
「え、そうなの?」
「(息子の)熱も下がったし、元気いっぱいさ~」
そんな感じで、私が病室に行くと嬉々として自分の朝ごはんを準備しはじめた。レンジで温めるパックのご飯に、レトルトの丼もの。すごいスピードでがっついている。妻は睡眠不足だと
「きもてぃわるぃ」
とか言ってロクに食べなくなるので、これは眠れている証拠だ。。。
「じゃあ、(息子の)熱は点滴再開したら・・・」
「すぐ下がったよ~♪」
「咳とかは?」
「おさまった」
・・・じゃあ何だったのだろう。発熱、咳、鼻水・・・と、完全に風邪症状だったはずだ。だけど1晩で回復した・・・

考えられるのは
  • 熱は水分不足か、術後の影響が遅れて出たため
  • 咳も水分不足で喉の粘膜を傷めたから
  • 鼻水も術後の影響
ということ? 何にしてもしっかりと水分を補給させるのが重要なようだ。そんなわけで、紙コップをずらっと並べ、様々な飲料で水分補給させている。お気に入りはヨーグルト風味の「明治アクアブルガリアCLEAR」。自販機で簡単に入手できてよく飲んでくれるので助かっている。



昨日一日は点滴をつけていたが、体調が回復しているし、昨日の22時で抗生剤のルートも不要になったはずなので、このあと病室に行けば抑制筒だけになった息子に会える、と思われる。



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